イクメン・イクボス応援リレーメッセージ

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イクメン・イクボス応援リレーメッセージ > 愛知中小企業家同友会 理事 有限会社ソフィア企画 代表取締役 石塚智子
平成28年1月
愛知中小企業家同友会 理事 有限会社ソフィア企画 代表取締役 石塚智子

愛知中小企業家同友会 理事 有限会社ソフィア企画 代表取締役 石塚智子

私の所属する愛知中小企業家同友会は現在3800名余りの中小企業経営者が会員です。中小企業家同友会は新しい時代に克ち進む中小企業を目指し、同友会理念のもと会員が各々の人生と経験を尊重しながら、経営上の悩みや課題を気軽に出し合い、謙虚に学び合える団体です。私は6年前から理事としてワークライフバランスの推進や女性の活躍推進の担当をしています。仕事と育児、介護を両立してきたママ社長としての経験や気づきを家庭人と経営者の2つの視点で書きたいと思います。

私は、LPガス販売会社の後継者でしたが女性社員の理不尽な扱いから「女性が働き続けられる会社」を目指し平成元年にガス会社専門の販促支援をする会社を起業しました。当時、夫が外で働き、妻は家庭を守るべきであるという固定的性別役割分担意識の強い時でしたので妻が社長で夫が別の会社の社員というのは「変わった夫婦」だと思われていたに違いありません。出産は女性しかできませんが子育ては女性でなくてもできます。社長も大多数は男性ですが子育てより社長業の得意な女性がいてもいいのではないでしょうか。

我が家には3人の子どもがいますが、家事や育児、そして介護を夫婦で協力しながらやってきました。基本は「できる人ができる時にできる事をする」です。固定概念を捨て、お互いの人生を尊重しながら得意なことを受け持つことで役割分担をしてきました。ですから、子供好きの主人は昭和20年代の生まれのお父さんにしてはかなりの「イクメン」です。特に、命を大切にすること、社会の仕組みや人としての生き方など家庭教育の大半は主人が受け持ち、PTAや子供会、地域の行事を通して子育てに積極的に参加してくれました。食事の支度や掃除は主に私の担当ですが、当時では珍しい「イクメン」を主人に持った私はママ社長として仕事をさせてもらえたことにとても感謝しています。「イクメン」の応援なくして女性の活躍推進などありえません。働くことで社会のお役に立ちたい女性も、家事や育児をしたい男性も増えてきました。

県内企業の99.7%が中小企業で、常用雇用者の64.3%が中小企業で働いています。ですから、私たち中小企業経営者が「イクメン」を応援できる職場環境づくりに取り組むことはとても重要なことです。愛知県内で働く誰もが幸せになる権利があるのではないでしょうか。だからこそ、中小企業経営者には大きな責任があるとも言えます。

両立支援は大企業では制度が充実していますが、中小企業では経営者のやる気で風土づくりを中心とした両立支援が可能です。言い換えれば、中小企業ならではの「イクメン」を応援できる企業風土づくりがあると思うのです。私たち中小企業経営者の自助努力だけでは及ばず行政や大企業の協力が必要な部分も出てくるかもしれませんが、同友会が大切にしている「人間尊重の経営」を実践するのであれば、まず第1歩として私たち中小企業経営者が「イクボス」宣言ができるような取組をしていかなければならないと思います。

そのために、微力ではありますが自社や同友会内で私にできることは何か精一杯考え、出来ることから実践していきたいと考えています。

次回のリレーメッセージは日本労働組合総連合会愛知県連合会 福祉政策局長兼男女平等局長 坂田 有紀さん、よろしくお願いします。

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