イクメン・イクボス応援リレーメッセージ

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平成28年8月
NPO法人ファザーリング・ジャパン 東海支部長 榊原税理士事務所所長 税理士 榊原輝重

NPO法人ファザーリング・ジャパン 東海支部長 税理士 榊原輝重

元祖イクメンな有名人といえば誰だろう?いわゆる「イクメンタレント」として多くの方が活躍されていますが、私が思う元祖イクメンは、「バカボンのパパ」です。意外でしょうか?

天才バカボンは、昭和42年連載開始の赤塚不二夫さんの漫画で、バカボンのパパのナンセンスぶり、「これで、いいのだ~」というセリフは強烈でした。実はバカボンのパパ、高度成長時代にかかわらず、いつも子どもと接していて、何気にイクメンだったんですよ。

放送当時の私は子どもだったので正確に覚えていないのですが、こんな場面がありました。成長したバカボンが、家を旅立ち夕日に向かう場面です。バカボンの背中を見つめながら、大粒の涙を出して号泣するバカボンのパパ。そしてひとこと言うのです。
「これで、いいのだ~」
旅立つわが子を見送るパパの気持ち、今は痛いほど分かって胸が熱くなります。
バカボンのパパはああ見えて、哲学的ともいえる名言を残しています。紹介しますね。

「わしはバカボンのパパなのだ!
この世はむずかしいのだ!
わしの思うようにはならないのだ!
でも、わしは大丈夫なのだ!
わしは、いつでもわしなので大丈夫なのだ!
これでいいのだと言っているから大丈夫なのだ!
あなたもそれでいいのだ!
それでいいのだ!それでいいのだ!
わしはリタイヤしたのだ!
すべての心配からリタイヤしたのだ!!
だからわしは疲れないのだ!
どうだこれでいいのだ!
これでいいのだ!やっぱりこれでいいのだ!
ママがいるからパパなのだ!
ハラペコだけどシアワセなのだ!
リコウよりバカが英雄なのだ!
子どもをいつまでも親のものにしておくのは間違いなのだ!
これが人間界の摂理なのだ!!
忘れようと思っても思い出せないのだ!
わしはみんなのしあわせを願っているのだ!
反対の賛成なのだ!
馬鹿は死んでも馬鹿なのだ!」

いかがでしょうか。噛めば噛むほど味わい深いと思うのです。
「あなたはそれでいいのだ、それでいいのだ」 わが子を思えばその存在だけで素晴らしいと気付きます。
「ママがいるからパパなのだ」 ママがいての自分です。ひしひしとママへの尊敬の念が伝わってきます。
「ハラペコだけどシアワセなのだ」 本当の幸せが何なのか考えさせられます。
「子どもをいつまでも親のものにしておくのは間違いなのだ」 子離れができない親が増えているといいますが、親としての在り方を諭してくれます。
人間の摂理以下のセリフはもう意味が深くてぐぐ~~と考え込んでしまいます。
バカボンとはサンスクリット語で『悟りを開いた人』という意味があるらしいです。まさに子育てを通じて人生の意味を知る、そんな気がします。

子育てを漢字一字で表そうとすれば、私は『楽』だと思います。ひとりでは何もできない乳児、思うようにならない幼児、少年少女から大人へ社会人になるまで子育ては続きます。24時間一年を通じて休みはありません。大変な労力です。決して『ラク』ではありません。
でも。なにげなく子どもの成長を見つけた時、心からの笑顔を見た時、手を広げて抱きついてくる時、子育てにはこの上ない至福の瞬間がたくさんあります。だから『たのしい』。
 人生は一回きり、とても短く、ましてや子育てにかかわる時間なんてあっという間です。私の尊敬する佐々木正美さんも著書「子どもへのまなざし」でも書かれているように、人生において子育てほど最高の仕事はないと思います。
人生を豊かにしてくれるのが子育て。つらいことも、考えさせられることも、喜びも、悲しみも全てを受け止めて楽しむ。だから自分も成長できる。
もちろん大変だと思いますが、パパとママで力を合わせて楽しい人生を歩んでいただきたいと思います。
あなたの人生、子育てで幸せに気付く、それでいいのだ!

【出典】天才バカボンシリーズ(赤塚不二夫/フジオプロ)

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