企業の取組事例
（育児休業取組状況等の公表）

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景

2017年6月より、従業員の雇用促進の一環として「子育てをしながら働きやすい職場」作りに取り組むことを公表し、性別を問わず育休取得できる旨の告示をすることで、男性従業員も育児休業を取得することになった。

男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組

・パンフレットの掲示、就業規則、法律の周知
・出産を控えた従業員（男女問わず）に育児休業取得の啓発活動
・育児休業取得時の社内告知

取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点

育児休業取得の声かけをするなど、申し出や取得がしやすい環境作りを行った。

取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと

休業者の業務代行を複数人で補う体制作りを行った。

定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください

育児休業取得者が復職後、育児休業をしたメリットなどを社内で共有した。また、休業をして支払われる「育児休業給付金」や「社会保険料の免除」などの給付制度の説明をした。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ

２人目の子供の出産にともない、妻の体調の心配と、１人目の子供の世話が必要なため。

育児休業を取得して良かったこと

今回２回目の育児休業の取得であり、１人目の時は出生時から育児に関われた喜び、今回は、妻と１人目の子供と一緒に新しい家族の出生に関われた喜びであった。
「育児をしながらの家事」の大変さを実感できたのは良かった。職場復帰後の家庭内トラブルがほぼないのもこれが大きいと思います。

育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点

取得を伝えてから、周囲に自分の業務内容の説明を行った。

育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること

育児はとにかく予定通りに物事が進みません。こうなったらこう対処する、こうなったらABCの順をBCAに変えるというような思考になると思います。こういった思考の柔軟性、トラブルを予測する癖というのはどんな仕事でも活きてくると思います。

これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス

育児休業は本当によい経験になります。ぜひ取得して本気で育児に取り組んでください。