企業の取組事例
（育児休業取組状況等の公表）

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景

20代男性社員の結婚が多くなってきたことや、子の出産などのおめでたいことが数年続き、積極的に取り組むようになりました。

男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組

新婚の社員とその配偶者との食事会を開催し、どうしたら仕事と育児が両立できるのか意見交換をしました。

取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点

ボトムアップでは難しいということは理解していたので、副社長から対象となる社員に直接声かけをしてもらい、促進しました。

取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと

１ヶ月を超える休業となると業務の引き継ぎが課題でした。自部署だけではなく、他部署でも可能な業務はそちらに依頼し、社内全体での体制を整えました。

定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください

取得する際に社内稟議とは別に若手社員に連絡をし、若手同士でも促進できるようにしてもらっています。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ

第２子であり、妻の負担が第１子に比べても大きくなると予測ができ、会社からの後押しもあったため取得しました。

育児休業を取得して良かったこと

第２子の成長を身近に感じるだけでなく、第１子との時間が多く取れたことが良かったです。第２子の影響で我慢しなければならないことを低減させてあげられたと思います。

育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点

取引先とのメールなどには事前に引き継ぎ担当者を入れたり、定期的な業務に関しては専任者をつけてもらい、余裕をもってレクチャーができました。

育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること

家庭でのルーティンを把握できたため、遅延の恐れのある予定を予測してスケジュールを午前中にするなどの調整をしています。

これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス

仕事をしている時と同じくらい、業務によってそれ以上の「体力」を使います。その実情を身を以て体感することは、価値観を大きく変えてくれると思います。