株式会社文創
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- 業種
- 建設業
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- 所在地
- 名古屋市中村区京田町2丁目1番
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- 従業員数
- 68名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- もともと女性の育児休業取得率が100%であり、テレワークやスライド勤務など柔軟な働き方へ取り組んでいた。性別関係なく取得率100%を目指しているが、男性の取得率が低いため、力を入れることになった。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 改正された法律に基づき「育児介護休業規程」を改定した。また、育児休業についてわかりやすい書類を用意するなど、情報提供に取り組んでいる。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- そもそも、配偶者が出産し終えた段階で子の誕生を報告してくる男性社員ばかりという課題がありました。解決策として、上記で挙げたように情報提供に取り組み、配偶者が妊娠した時点で連絡をもらえるような環境を作った。また、部下を持つ立場の社員には取得申し出の前の雑談段階でも妊娠の話を聞いたら、育児休業を勧めるよう意識をしてもらっている。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 面談シートを作成し、休業取得日までの予定を明確にしたことによって取得者の不在時に業務への影響が及ばないよう事前調整を進めた。所属部署だけでなく他部署(経理等)とも協力し、業務の漏れが無いよう努めた。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 配偶者が妊娠したら、まずは育児休業取得が頭に浮かぶような会社にしたいので、育児休業制度の理解促進のため情報発信を積極的に行っている。取得者には必ず取得した感想を聞き社内に展開しており、取得が当たり前の環境づくりを行っている。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 上長から、育児休業はもちろん会社として用意している、福利厚生は気を遣わずにどんどん利用して働きやすい環境を自分で作っていったらいいよと言ってもらえたことから、育児休業を取る決意をしました。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 育休といっても、基本的に子供がぐずったタイミングで動くだけだろうと思っていましたが、実際には育児1つにしてもやることが多く、それに加えて家事も行う為、思っていたよりも1日を短く感じていました。家族で過ごせる時間を持てたのはもちろんよかったことですが、家庭と仕事の両立に対して知見が深まったのはよかったと思います。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 段取りを考えることに専念しました。繁忙期前、自分の現場が始まる前、現場の段取り段階途中などの現場を多く抱えていると、その引継ぎだけでかなり多くの時間を使わないといけない為、育休取得を決めた時点から動き始めました。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 休業前は夜間帯の仕事や残業について何も感じていなかったですが、育児を出来るだけ手伝う為にも働く時間を短く、効率的に行う必要があると感じるようになりました。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 育児は思っていたよりも大変で、特に子育て中の精神的な苦しみは、育児だけに専念している時間がないと感じられない感覚だと思いました。奥さんが休んでくれるからと言って任せきりにせず、リフレッシュしてもらう為にも、積極的に外出を増やしたり、育児以外の事が出来る時間を作れるようにしたほうがいいと思います。ぜひ育児休業取得してください。
