株式会社P・kan
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- 業種
- 医療、福祉
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- 所在地
- 常滑市末広町3丁目54番地
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- 従業員数
- 17名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 取得希望者が助成金制度のパンフレットと一緒に相談を持ち掛けてきたため。
取得希望者は会社への貢献度も高く、また今回は5人目の出産ということもあり会社としても育休は取らせてあげたいと思っていたところだった。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 制度の周知。女性の多い職場なので受け入れは容易であった。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 仕事の振り分け。主任というポジションであったため、短期間の代行スタッフを擁立し、育休取得1週間前より引継ぎ時間を毎日設けた。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 取得者本人だけでなく奥様やご両親の立場からも必要な休業であることの意見を聞き取り周知していく。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 生まれてくる子だけではなく兄弟たちのお世話が必要なことを経験して自分ができることや関われることをしたいと思ったことがきっかけでした。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 出生後すぐに子供への関わりを持てて、その成長の経過を見れたことや普段の学校での様子を垣間見れたこと、子供たち全員に関わる時間をたくさん持てたことです。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 事前に引き継ぐ内容を伝達し、フィードバックしながら細かいところを詰めることで、困ることをなるべく少なくすることができました。早い時期から引き継ぐことを意識して取り組めればより円滑に業務を引き継ぎできたと思いました。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 書面だけの伝達では伝わる内容が意図しない方向で捉えてしまうことがあるため、伝達する際には直接話をしながらすすめていくことが必要だと感じました。なので、業務の連絡の際には相手の受け取り方まで考慮して業務を伝達する必要があることを考えることができました。
業務の中で利用者様の人生の最後に関わることがあるため、生命の誕生に立ち会える機会をもらえたことは、利用者様の人生に関われる喜びを再認識することができました。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 出生後、間もない子供への関わりを持つことで小さな変化に気づくことができました。また関わる時間が長く持てたことは、24時間子供へ愛情を注げたことは育児休業を取得しないと持てない時間であると思いました。何回も取れるものではないので、挑戦の意味も込めてやってみる価値があると思います。落ち着いて周りを見ることもできたため、時間のゆとりが持てることも必要だと感じることができました。
