イノチオプラントケア株式会社
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- 業種
- 運輸業、郵便業
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- 所在地
- 東海市新宝町33番地の3
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- 従業員数
- 271名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 女性社員の育休取得率は、ほぼ100%であったが、男性の取得率が低く、産後パパ育休制度の施行を機に、社員からの問い合わせや希望が増えたため。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 社内報にて育休制度の特集を組み、制度の概要や取得経験者の体験談を掲載し、取得促進を図った。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 職種によっては、長期休暇の取得が難しいケースもあるため、在宅勤務など他の制度も併用しながら、産後パパ育休を活用するよう促した。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 休職中も業務に支障をきたさないよう、上司と本人へ育休制度について、事前に人事より説明し、業務分担や人員補充など早めに対応した。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 取得実績の定期的な周知。
取得者からの意見を基に、就業規則の見直しを検討。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 家族へのサポートと子供との時間を確保するため。また、子育てを通して自身の成長につなげるため。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 子育ての苦労を妻と共有することができ、コミュニケーションをより取りやすくなった。仕事に出ている間に妻がどれだけ大変な思いをしているか理解できるようになった。家にいることで休めているわけではないことが分かった。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 担当業務の資料を作成し、ルールを共有化した。引継ぎを行う担当者に今後の方針を打ち合わせた。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 自分の時間やエネルギーが限られている中で、優先順位をつけたり、効率的にタスクを行う中で時間管理や効率化について考えて行動できるようになった。
社内、社外通じてコミュニケーションをとる際に寛容になる部分が増えた。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 少なくとも最初の2か月は必ず取得して、奥様と子育ての喜びと苦労を経験されるべきと思います。実際に経験しないと妻が家にいるときにどれだけ大変か、育休が明け仕事に出た後に親身になって労うこともできないと思います。そして、出産されて最初1〜2か月は本当に女性の体と心はボロボロで疲れ切っています。奥様への負担をどれだけ減らしてあげられかを考えると良いと思います。見た目以上に奥様は体力的にも精神的にも負担があります。とにかく、母乳以外の家事は全て行うんだという気概でいると良いと思います。夜泣きがあることでお互いに眠れずストレスが溜まってしまうので、自分なりの気分転換を持つとよいかと思います。
また、すべて自分たちだけでやろうとするのではなく頼れるものは全て頼ることが大事です。ご家族の方や行政など頼れると思います。自分たちだけだと鬱屈としてしまうので、ほどよく第3者をいれることで気分が変わってきます。
最後に子供への愛情は奥様に絶対に勝てないということを留意しておくと、良好な夫婦関係が築けると思います。