株式会社PACIFIC MARINE JAPAN
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- 業種
- 建設業
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- 所在地
- 名古屋市港区木場町1-6
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- 従業員数
- 11名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 本人からの申し出と、昨年度入社した女性高卒社員に、将来育児休業が取得しやすい環境を作るため。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- これまでは、該当の世代で妻帯者が1名のみであったため、就業規則の変更等の法対応やハラスメント防止ポスターの掲示のみに留まっておりました。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 職場の社員は協力的で顕著な課題はありませんでしたが、社会保険労務士への相談により、情報の収集・配信が円滑にできました。
特に本人の収入面での不安を具体的な資料を基に払拭することができました。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 職責が監督である2名のベテラン社員が、本人の申し出を快諾。
2名で引継ぎ業務をカバーする体制を作っていただきました。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 収集資料等を総務担当者に共有、担当者が閲覧可能なサーバーへ保管。新入社員教育での説明と取得推奨。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 出産前より体調が万全ではない妻の負担を減らしたいという思いがあり、育児休業を取得する決断に至りました。また、初めての子供なので育児に関する知識、経験を深めたいという思いもありました。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 育児に関する知識、経験が身についた事はもちろんですが、家族との時間が増えたことにより、家族へ対する思いが深まった事が一番良かったと思います。また、夫婦共同で育児を行う事で偏った負担が減り、且つ育児に関する考え方など夫婦間のギャップを減らすことが出来た為、これまでよりも更に良好な関係となったように思います。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 休業期間の共有ももちろんですが、休業取得前までに自分の受け持つ仕事を終わらせておく、又はキリの良い所まで進んだタイミングで引き継ぎをしてもらう人とミーティングをする事が大切だと思います。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 新生児、乳幼児期の育児は、週及び月単位でミルクの量、時間、使用するアイテム、ワクチン接種など、様々な事が変化します。また粉ミルク、おむつ、衣類等の管理などが必要になってきます。これらのスケジュール管理、在庫管理は普段の業務に通ずるものがあると思いました。育児の失敗、業務上の失敗は時に取り返しのつかないことが起こります。計画的且つ慎重な意識を引き続き業務に反映させていきたいと思います。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 育児休業を取得する前までに育児による生活の変化に備えておくことが大切だと思います。育児に関する予習、必要なコスト、生活リズムなど、これら以外にも考える事が沢山あると思います。それらを事前に考えて計画を立てておくと良いと思います。