企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

株式会社フルハシ環境総合研究所

  • 業種
    業種
    学術研究、専門・技術サービス業
  • 所在地
    所在地
    名古屋市中区金山1丁目14番18号
  • 従業員数
    従業員数
    12名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
取得者から事前に相談があったため。
採用活動へのプラス効果を期待。
企業グループ内での男性育児休業取得の先駆けとして。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
就業規則、育児休業規程などの改訂と内容の社内周知。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
(課題)取得者が一人で複数業務を回しているため、各種業務の円滑な引き継ぎ。
(工夫)定例の社内ミーティングで代表取締役から取得者以外の社員へ、育児休業取得にあたっての負担増の説明と協力の呼び掛け。
業務ごとに取得者から引継者への個別説明の実施および詳細な引継書の作成。
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
所得者(管理職)が持つ権限の他管理職への移譲。
取得者の休業開始2か月ほど前から担当業務を引継者と一緒に実施し、業務を習得させた。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
(男性)育児休業制度だけではなく、介護休業制度など、社員が制度を利用しやすい雰囲気、実績を構築しようとしている。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
子どもが持病を持って生まれたこともあり、健常児より育児に手間と時間がかかるため、日常生活を構築できるまでは育児に専念したいと思いました。
育児休業を取得して良かったこと
子どものケアについては手探りでのスタートだったため、妻とともにしっかり話し合い、試しあいながら、今後の育児の基盤を築くことができたことが何より良かったと思います。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
案件ごとにマニュアルを作成しました。時系列でやることを書き出し、いつ何をやるかを明確にしました。また、いままで言語化できていなかった注意点やテクニックを書くことで、後任が円滑に引き継げるように気を付けました。
客先には直接後任を紹介し、不信感を与えないよう心がけました。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
業務をマニュアル化したことで、自身が急に休むときでも他社員に仕事を頼みやすくなりました。
会社の福祉制度への視点が広がりました。社員が働きやすい会社になるよう、規程の改訂の際などには代表取締役とディスカッションをしています。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
可能な限り男性の育児休業は取得した方がよいと思います。初期の段階で育児に携わらないと、妻との間に育児の知識・経験に差ができてしまい、その後の育児に関わりにくくなってしまう(任せきりになってしまう)と思います。育児休業という短い期間にはなりますが、妻が抱える育児の苦労の一端でも経験し、サポートできるようになることは、家庭生活を円滑に営むにあたり重要なことかと思います。

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