企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

株式会社メグラスラボ

  • 業種
    業種
    情報通信業
  • 所在地
    所在地
    名古屋市東区葵3丁目14番3号
  • 従業員数
    従業員数
    3名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
弊社では日頃から子育てがしやすい環境を整える取組みをしており、男性の育児休業取得促進はその一つとなります。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
男性の育児休業取得にあたって、「自分が抜けたら業務がまわらないから」という理由で育児休業の取得を見送る従業員がいるのではないかという点に着目しました。そのような問題を解決するために、業務が属人化しないように常に仕組みを考えることに力を人れています。自分が抜けても大丈夫だと思える環境をつくることで積極的に育児休業の取得に繋がるよう取り組んでいます。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
同上
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
属人化しないよう常に心がけているため、取得者がいる事業所では他従業員に負担が偏らないようになっておりますが、他事業所の従業員にも会社のSNS等で取得する際の報告を行い、周知させることで他従業員が困らないようアナウンスするようにしております。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
育児休業取得のきっかけになれればと、社内SNSで取得者の声を共有してもらったりしています。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
きっかけらしいものはありません。取得できる環境であれば当たり前に取得するものだと考えていました。
育児休業を取得して良かったこと
①目的と目標を持ち育児休業を取得し、それを達成することができたこと。
「育児の大変さを経験すること」を目的とし「自分だけでも育児に関することはある程度出来るようにする」ことを目標にし、達成できた結果、育児に対するある程度の自信を得ることができました。
②①で得られたことから「育児を妻に任せっきりにしない」というマインドが作れたこと。
育児に関することはある程度出来るようになった結果、育児が大変なことを身をもって経験でき、「今後も妻に任せっきりにはしない」と強く思うようになりました。
③育児に対してお互い意見を言い理解し合える状態を作れるようになったこと。
妻だけが育児をしている状況であれば夫の意見はズレた物になり、結果お互いの意見を理解し合うのは難しいのではないかと考えています。
④何より、子どもとたくさん触れる機会が出来たこと。
子どもは毎日私に癒しをくれて、人生をより豊かなものにしてくれると感じています。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
弊社では育休取得に理解がある文化の醸成がされている且つ、業務の属人化がされにくい環境になっているので、大きく苦労することはありませんでした。
「育休を取る」という宣言を、妻が安定期に入ったあたりから周りに伝えていたため引き継ぎもスムーズに行えました。
常日頃から持っている案件の進捗を共有しあえる環境がすでにあり、随時共有を行っていました。
日頃共有するまでもない細かいやり取りに関しては、やり取りしている相手に直接事情を説明した上で必要があれば別のスタッフへ引き継ぎました。
育休に入るタイミングで、使用しているビジネスチャット内の全社員が見られるグループで「これから育休入ります」「以降必要なやり取りは別担当に連絡してね」と宣言しました。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
育児の苦労や優先順位の高さを身をもって経験することができたことから、同僚の急なお休みや早退もより理解し尊重することができるようになりました。
職場の先輩パパ、 ママとコミュニケーションの幅が広がり、より相互理解が進みました。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
「取得するのが正義」とは思っていませんし、実際仕事の状況や家庭の状況で取得が厳しい人はいると思います。 しかし、育休を取得して個人的には沢山のメリットを感じたので、取れる状況なら取った方が良いと考えています。
夫婦両方が育休を取得して直後は、あまり作業分担や効率は考えずに「すべて一緒にやって一緒に苦労する」のが 良いと思いました。今後どちらかもしくは夫婦両方が働くのであれば常に一緒に効率良く育児が出来る訳では無いので、育休中は「2人で効率良く」より「1人でやったらどれだけ大変なのかを知る」と考えて過ごすと良いと思います。
育休のタイミングについても、初めての子なら極力早い段階で取得するのがおすすめです。夫婦揃って初めての事を、一緒に苦労しながらやったら良いと思います。夫が少し後に育休に入ると、基本的なことは「妻だけ出来る状態」が出来上がっており、ゆえに「妻に任せちゃう」状況が出来やすいのでは無いかと考えています。

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