企業の取組事例
（育児休業取組状況等の公表）

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景

3つ子が生まれた営業部の男性社員が当社で初めて男性育休を取得した。これを契機に、忙しい営業部でも取得できるなら自分も取得可能だろう、と考えた男性社員が増えた。

男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組

配偶者妊娠時から小学校就学期間中に国・自治体・会社から受けることができる各種支援制度を一覧にして公開した。

取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点

配偶者が妊娠した際に、育児関連支援制度の説明を人事部門から受けることを義務付けた。これにより育児休業取得による経済的な不安解消につながった。

取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと

女性比率の高い会社であり、女性の育児休業取得があたりまえの社風のため、男性の育児休業取得にあたっての新規の取り組みはない。育児休業は計画的に取得できるため、事前に業務調整などを行った。

定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください

男性育休から復職した社員が複数の職場にいるので、体験談を共有してもらっている。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ

第一子出産のときは、配偶者の親に長期滞在支援を受けられたが、今回の第二子の出産時は長期の支援が難しかった。これに加えて第一子の保育所送迎なども加わるので育児休業取得を申請しました。

育児休業を取得して良かったこと

配偶者の負担を少しは軽減できたのかな、と思っています。

育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点

自身の業務について文書化して引継ぎを効率よく行いました。

育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること

他の方が育児休業や介護休業・長期病欠などを取得する場合に、後ろめたく思う必要はない、と励ますことができていると思います。

これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス

育児休業給付金の支給タイミングは会社からの給与支給と異なるので、住宅口ーンなどの支払がある方は、世帯の貯蓄状況を把握して、育児期間中の生活設計をすることが重要だと思います。