企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

日進乳業株式会社

  • 業種
    業種
    製造業
  • 所在地
    所在地
    北名古屋市久地野牧野63番地
  • 従業員数
    従業員数
    242名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
昨年10月に開始となったパパ育休の案内を行った後、翌年5月に奥様が出産予定の従業員より育児休業を取得したいとの相談があった。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
令和4年10月に育児・介護休職規程を変更した。また、男性育児休業を啓発する資料を社内に掲示し周知、さらに社内研修にて男性の育児休業について説明を行った。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
所属する職場の上長、同僚のサポートがないと取得しづらい現状。社員の意識改革を促進するための研修を行うことで、今回は所属部署全員による協力体制が整った。
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
上長が業務配分を検討し、他者への引き継ぎ、工程管理者の育成、生産計画の調整などを実施した。また、取得者が比較的生産の少ない時期に休業するなど考慮した。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
多能工化促進の取組。緊急時の応援体制を作る為、1人が2ライン以上に対応出来るよう定期的にキャリアアップ面談を実施。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
子供の成長を実感したいし、妻だけに負担を掛けないようにしたいからです。
私と妻、共に母子家庭で育ってきたので、子供にとっても「自慢のパパ」でいたいと思いました。又、両親の助けも難しいと感じたので取得しました。
昨今、男性も育児をするのが当たり前になりつつあり、法制度も整ってきたので、良いタイミングだったと思います。
育児休業を取得して良かったこと
子供との時間が作れたことや、妻の負担を減らせたことです。
初めての育児で分からない事、困った事など、妻と相談したり、ネットで調べたり、子育て系YouTubeをみたり、すぐに調べたり勉強する時間ができたことも良い点だと感じます。子供や妻との時間が増えたこと自体が幸せで良かった点です。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
育休の取得期間を考慮しました。出産予定日が5月5日で、課としては繁忙期なので、出産後は3週間、繁忙期後の8月から約2.5ヶ月と分散して取得しました。
妊娠が分かったタイミングで上司に、育休を取得したい、期間は出産予定日が繁忙期なので、生まれてから2~3週間、繁忙期が終わったら2~3ヶ月取得したいと要望を伝えました。それにあわせて調整や配慮をしていただけたと感じます。
何より周りの方々が、育休取得に向けて引継ぎ等を協力してくださったことで、気持ちよく育休を取得できたと思います。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
直接的に業務に生かせることはまだ分かりませんが、周りを見るとまだ父親が育休を取る事に抵抗がある会社や人もいると思います。その中で育休を取得させてもらえた事を、会社や周りの方々に感謝しており、より一層がんばろう!とモチベーションアップに繋がっていると思います。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
これからの時代、父親の育児は当たり前になり、育休取得も当たり前になると思います。取得日数や時期は各家庭の考えもあると思いますが、子供や妻との大変ながらも幸せな時間は確保すべきと感じます。仕事での業務上やタイミングでなかなか取得しづらい事もあると思いますし、周りの協力があってこそなので、日々のコミュニケーションを大切にして、ぜひ取得して欲しいと思います。

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