企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

サグワットファーマーズ株式会社

  • 業種
    業種
    農業、林業
  • 所在地
    所在地
    大府市長根町5丁目63番地
  • 従業員数
    従業員数
    15名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
今の社会において男性が子育てに主体的に関わることは大切なことだと考えており、産後パパ育休など制度が拡充されたことを知り、出産後の大変な時期に男性側がサポートとしてまわれる良い制度だと感じ、取得促進を行うきっかけとなった。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
就業規則の策定、育児休業制度に関する資料の掲示。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
制度自体の認知が進んでおらず、育児休業中の経済的負担を懸念する従業員もいた。
その為、育児給付金や育児休業期間中の社会保険料免除・分割取得可能等の制度自体を知ってもらえるよう、育児休業制度に関する資料を全社員が見れる位置に掲示し周知することで取得促進を図った。
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
課題として他従業員の業務負荷があった為、
・育児休業取得予定の従業員の業務内容を把握し、引継ぎ計画を立て進捗管理を行った。
・専用アプリ等のデジタル媒体を活用して既存業務の作業時間を計測し、昨年のデータも参考にしながら、従業員と共に業務の見直しを行っている。
・業務全体を通してこの人でないとできないというものを極力減らし、またホワイトボードを活用して作業進捗を全従業員が把握できるようにし、効率化を図っている。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
今後も継続して制度の周知を行う。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
妻の妊娠がわかり、少しでも育児に対する妻への負担を軽くしたかった。
育児休業を取得して良かったこと
親も苦労して自分を育ててくれたことに感謝すると共に、子供を育てる大変さが良く分かった期間だと思った。
期間の延長や、より細かな分割での取得ができると、病気等の通院や看護目的での取得がしやすくなるのではないかとも感じた。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
今回の育児休業の取得に限らず、会社全体で業務の「見える化」「情報の共有」「作業のマニュアル化」を進めた。
ただ、大きな問題はないよう感じられるが、普段の業務とは別に期間中の作業をあらかじめ計画しなくてはいけないので、育児休業の入る前の業務が増えたように感じた。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
育児休業期間中の業務を遂行してくれた同僚には感謝し、小さなお子さんをお持ちの従業員の方に対する理解ができるようになったことと、会社や家庭でもよりチームワークの大切さがわかった。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
昼夜関係なく泣き、数時間ごとにミルクを与えないといけないので、思っている以上に大変ですが、妻には感謝。長期での休業が取得できない環境にある方は、会社へ業務の改善を求めて欲しいと思います。
妻一人で育児を任せるのではなく周りにも協力してもらいながら、育児に参加して大切なわが子と共に成長していけたら良いと思います。
最後に、出産前後の一定期間だけではなく、保育園又は幼稚園に通わせるまでの期間にも育児休業を取得できると、より妻への負担が減ると思います。

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