一般社団法人Azu.m.U
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- 業種
- 運輸業、郵便業
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- 所在地
- 名古屋市港区寛政町5丁目31番地
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- 従業員数
- 10名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 当社の代表や理事が子育て中ということもあり、今回は第2子の誕生で第1子もまだ幼いことから、家庭に対して時間が設けられるようにという思いから取り組むこととした。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 当社は、2000年に設立した会社で、雇用従業員がほぼ単身ということもあり、これまでの取組は消極的であった。これまでの取組としては、対象従業員の希望の休みを聞き入れ、公休とするように心がけてきた。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 課題は代替要員の確保であったが、解決策としては、早急に求人雇用を促進して雇用に力を入れたこと。しかし、技術と知識を要する業務である為、すぐに即戦力として代替要員としてはできないため、 周囲の社員により業務のカバーをしたことである。
今回の取得促進にあたり、雇用促進をすることができた。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 取得者の上司が取得者の代理にて業務を継続していたため、スムーズに引継ぎをすることができた。 また、復帰後もすぐに状況把握することにより、早急に対応できた。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 雇用促進をすることで、周囲の社員により業務カバーができるように、取り組んでいくことが必要である。そのためには、一人が多くの技術、知識を有することが必要である。現在は、新人の教育に力を入れて、研修カリキュラムなどを早急に作成して一日でも早く、スムーズに知識取得し、独り立ちできるように取り組んでいる。
定着に向けて、人員確保が当社として必要な条件である。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 第1子が1歳4か月の時に第2子の出産となり、互いに目が離せず、手もかかるため、妻や他家族の負担軽減を考え取得した。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 日々、変化していく子の成長を感じることができた。
普段、仕事で不在となる日中の生活状況、育児の大変さを感じ取れた。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 自身が専任している業務のうち完結できるものは育休前に終了させた。
引継ぎを要する件については、後任を決め、打ち合わせの際に同席をするなどして引継ぎを行った。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 決められた業務を時間内にこなすことは基本として、イレギュラーやトラブルが発生した場合にも臨機応変に対応できる余裕を持つことも大切だと感じた。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 第1子であれば、育児は大変であり、不安も大きく家族の協力が必要。
第2子以降は目をかけることも多く、人手が必要であり、任せりきりでなく一緒に育児をしたほうがいいと思う。周囲に迷惑をかけると考えてしまいますが、子どもの成長はめまぐるしく、少しでも一緒にいる時間を作り、成長の喜びを感じてほしいです。