企業の取組事例
（育児休業取組状況等の公表）

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景

育児・介護休業法の改正に伴い、担当社労士の指導のもと就業規則の改定を行いました。

男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組

今まで男性の育休取得希望者が居なかったので特に説明する機会も無かったのですが、改定内容も含め育児・介護休業ついて担当社労士にご指導いただき、改めて社員に説明をしました。

取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点

育児休業について不勉強だった為、取得に向け改めて社員に説明は行いましたが、全てが初めてのことで聞かれることのほとんどが課題でした。育児休業給付金や社会保険など、社員にとってはお金に関する事も重要な所であるので特に気を付けながら説明や申請を行いました。

取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと

社員数は少ないですが、休業を取得した社員の業務は同部署社員で分担をしました。休業を取得したのが一番若手社員だったので、先輩達が頑張ってフォローしてくれました。

定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください

前例が出来た事により他の社員にも取得を考えるきっかけになったと思います。
取得について不安が無いよう今後も説明を行っていきたいと思います。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ

育児休業を取得しやすい社内環境を感じられ、家事・育児のサポートをして妻の負担を減らすため育児休業を取得することにした。

育児休業を取得して良かったこと

家事・育児の大変さを体感し、日頃の感謝の気持ちが今まで以上に増したこと。また、妻と協力して育児をする事により、体力・精神的なストレスが軽減され、貴重な経験が出来たこと。

育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点

取引先には事前に育児休業を取得することを伝えました。
また、休業中の業務を上司にサポートしてもらうため、引き継ぎ書類を作成したことや、なるべく上司に負担を掛けないよう休業日数を14日間×2回に分割して取得しました。

育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること

限られた時間の中で日々の業務効率を向上させることや、今まで以上に目配りや気配りをするようになりました。

これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス

育児休業の分割取得制度等も有り、かなり融通が利くようになっているので一度会社に相談してみるのも良いかと思います。
新生児の時は一度しかないので貴重な経験を夫婦で協力し共有して、子育てのしやすい環境になっていけたらと思います