株式会社メイギテクニカ
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- 業種
- 複合サービス業
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- 所在地
- 一宮市新生1丁目5番15号
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- 従業員数
- 91名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 男性女性関係なく、子育てをする社員が働きやすい環境を整える必要があると感じ、男性の育児休業取得促進に取り組んでいます。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 「一般事業主行動計画」の目標の1つに、「男性の子育て目的休暇について、周知し取得促進をはかる」と定め、具体的に以下3つの対策を行ってきました。
・子供の看護のための休暇について、会社HPの社員用ページに掲載し全従業員に周知する。
・就業先代表者へ制度についての説明を行い、グループ員から相談があった場合に対応できるようにしておく。
・育児と家庭生活の両立のための相談窓口を設置する。
なお、「一般事業主行動計画」は、厚生労働省が運営している仕事と家庭の両立の取組を支援する情報サイト「両立支援のひろば」に掲載をしています。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 当社は、技術者派遣が主な事業の1つであり、多くの社員がお客様先に常駐していることから、本社社員(総務部、管理部門)と接する機会が少ない状態にあります。
そのため、今回のような男性育児休業に関する会社方針については就業規則に纏め、いつでも閲覧できるよう就業代表者にファイルを所持させています。
しかし、ファイルを見る手間がかかり積極的に確認してもらうことができていなかったため、育児休業に関する情報を得にくいことが課題でした。
そこで、「男性育児休業」に関する情報を社員用HPページの目につきやすいトップページに掲載し、簡易的に情報収集できるようにしました。また、制度や手続き等に不明な点があれば、電話やメールですぐに対応する体制を整えました。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 派遣先の会社には、管理部門担当者が複数回訪問し、職場の上長や一緒に働く方々への説明を徹底することで育児休業の理解を得ました。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 育児に関する規則や国の制度を積極的にアナウンスしています。
また、活用できる制度や助成金を探し、積極的に活用しています。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 3人目の出産に際し、妻が2人目の出産時に精神的に不安定になった経験から、今回は積極的に育児休業を取得することを決断しました。家族全体が健康で幸せな生活を送るためには、私も家庭において積極的に関わり、特に妻をサポートすることが重要だと感じたからです。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 育児休業を取得して良かったことは、長女と次女との貴重な時間を共有できたことです。特に長女(小1)の初めての夏休み期間を一緒に過ごすことができ、家族全体がより結束しました。子供たちの成長を間近で見守ることができ、親子の絆が一層深まりました。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 育児休業前に、担当業務の詳細なドキュメントを作成し、同僚とのミーティングやトレーニングを実施しました。プロジェクトごとに担当者を明確にし、進捗状況や課題点について共有できるような環境を整えました。また、過去の類似案件のデータを整備し、成功事例や課題の解決策についてもドキュメントにまとめました。これにより、具体的な事例を参考にしながら業務を進めやすくなりました。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 育児休業中には、体重増加したことから体調管理を心掛け、健康な状態を維持しました。この経験が、復帰後の業務にもプラスの影響を与えています。時間管理や効率的な業務処理のスキルはもちろんのこと、健康面でも気を配るようになり、仕事においても安定したパフォーマンスを維持できるようになりました。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 育児休業は家族との絆を深め、自分自身の成長にもつながる貴重な経験です。計画的に業務の引き継ぎを進め、同僚や上司とのコミュニケーションを大切にしてください。家庭と仕事のバランスを取りながら、休業期間を充実したものにすることが大切です。そして、復帰後には育児経験がもたらした新しい視点やスキルを、仕事に活かせるように心掛けてください。