企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

株式会社デンソーエスアイ

  • 業種
    業種
    情報通信業
  • 所在地
    所在地
    安城市三河安城南町1丁目11番地9
  • 従業員数
    従業員数
    96名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
令和4年10月の法改正がきっかけ。
ワークライフバランスの推進および優秀な人材の定着のため。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
育児休業に関する規程を見直し、制度内容を周知。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
課題は業務継続
職場のメンバーで分担して対応にあたるが、取得者が複数発生すると既存メンバーでは対応しきれないため、派遣社員やキャリア採用で対応。
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
上司に育児休業について理解してもらい、本人との面談を通して業務引継ぎ等の場を設けるようルール化。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
育休取得者だけなく、上司向けのマニュアルを作成。
育休を取得しやすい雰囲気づくりに努める。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
2人目の子供が産まれたことがきっかけです。1人目の時には育児への協力が十分にできていなかったと感じていたため、今度はできるチャンスだと思いました。
育児休業を取得して良かったこと
妻も正社員として働いていますが、育児・家事については、どうしても妻主体になってしまっていました。スポットスポットでの育児・家事についてはもちろん行っていましたが、1日、1週間、1ヶ月の中の全体の流れでは見えていませんでした。それを理解し、実践できたと思います。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
お客様毎に営業担当を分けていたため、お客様毎に引継ぎリストを、時間をかけて作成しました。また、日頃から社内外の打合せは、議事録を作り保管していましたが、引継ぎ者がこれを活用して、過去の経緯を把握できたので役に立ったと聞きました。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
特に案件・お客様の引き継ぎをしたことは良い経験になりました。日頃から情報共有したり、ルールに則った資料の残し方をしておくことで、引継ぎのハードルが下がることを実感しました。これは休業する際だけではなく、業務過多で他の人に担当を分ける際にも活かせるので、今後も意識して業務に取り組みたいと思います。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
担当している仕事のこと、お客様のこと、案件のことを考えると、男性の育休取得に躊躇する方はまだまだ大多数だと思います。ただ、出来ない理由を探すよりも、出来る方法を具体的に検討することを薦めたいです。ハードルや課題はあると思いますが、私の場合、私生活が大幅に充実しました。子供の成長はとても早いです。育休を取得することで、これまでは見ることが出来なかった子供の成長の瞬間をこの目で見ることが出来ました。

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