寿技研工業株式会社
-
- 業種
- 製造業
-
- 所在地
- 豊田市生駒町横山148番地
-
- 従業員数
- 294名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 2022年10月の育児休業法改正に伴い、産後パパ育休制度創設と育児休業分割取得が可能となり、社内制度を見直し、全社展開したことが取得促進に取り組むきっかけとなりました。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 育児休業法改正に伴い、改正内容と相談窓口について全社展開しました。育児休業・産後パパ育休の申し出が円滑に行われるよう、本人・配偶者の妊娠・出産等を申し出た方に対し、個別に、制度、申請方法、給付に関することや社会保険料の取扱い等についての説明をしました。その後本人の取得意向確認を行い、取得を図りました。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 本人の育児休業等の申し出、取得を理由に不利益な取り扱いにならないよう、全社展開時には「取得を控えるような説明は認められませんので、ご注意ください」と周知徹底を行っています。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 取得者より育児休業取得申請書が提出され次第、職場関係者に取得期間等の連絡を入れ、業務がスムーズに引継がれるよう案内を行っています。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 相談される取得意向者へ、取得者からの経験談を伝えるように取り組んでいます。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 第一子ということもあり、育児の大変さが未知数であったことや、二人で協力して育児をする期間が欲しかったため。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 妻の負担を少しは軽減できたことや、育児の大変さを感じとることができ、妻に対して感謝する気持ちを持てるようになったことです。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 自分の抱えている業務をエクセルに洗い出し、社内外の問い合わせ先も記載し、不在中に少しでも迷惑をかけないようにしたことです。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 引継ぎで行った自分が抱えている業務のまとめは、自分自身が業務を進めていく上でも必要なことだと思い、復帰後も継続しています。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 一人で育休取得有無や、育休期間について考えるのではなく、奥さんやお互いの両親の意見も聞いた上で決めていくべきだと思います。