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トップのイニシアチブが
推進の大きな力

introduction

河村電器産業株式会社

社員の声から始まった子育て支援へ

当社では、平成5年に、女性社員から育児休業の問い合わせがあったことをきっかけに、制度改革に乗り出しました。
最近では、年度途中の保育園入園が難しい、との声を機に育児休業期間を「1歳に達する年度の翌4月末日まで」に延長しました。これは、4月から復帰した社員が慣らし保育のため、しばらくは早退しなくてはならない事情を考慮したものです。また、男性が育児休業を取得する際の収入不安を緩和するため、育児休業に最大20日間の積立年次有給休暇を利用できる制度を追加しました。その後、この制度を利用して2名の男性社員が育児休業を取得し、年1名程度の利用へ続いています。また、子どもと一緒に会社訪問をする職場見学会や、地元小学生へのサッカー指導や中学生のサッカークラブ立ち上げなど、家族の距離が近づく活動を行い、社員だけでなく次世代(子ども)にも配慮した制度づくりを行っています。
これらの働きかけによって、当初5割だった育児休業からの復職率は現在9割まであがり、制度の定着が目に見えてわかるようになりました。

Initiatives

01育児・介護に関する先進的な取組

●1歳に達する年度の翌4月末まで取得できる育児休業制度
●子が小学校就学前まで取得できる短時間勤務制度、所定外労働の免除制度
●配偶者出産休暇(3日間・有給)
●就業時間の繰り上げ・繰り下げ制度
●失効した年次有給休暇積立が、育児休業、介護休業に最大20日間利用可能な制度
●出産祝金制度
●通算186日間利用できる介護休業制度(分割も可)
Cases

02WLBにつながる様々な取組

●勤続10年時、20年時、30年時と満59歳時に付与される1週間以上のリフレッシュ休暇
●週3回保健師が勤務する健康管理室の設置
  • ●夏休み期間中に行われる「小さな訪問者」職場見学会の実施
    ●失効した年次有給休暇の積立制度(積立有給・最大60日積立可能)
    ●技術部門でフレックスタイム制度スタート
  • 職務のレベルアップで働きがいを生みだす

    社員の担当する役割と力の発揮度合いを公正に評価できる仕組みとして構築された職能資格制度は、毎年「製造職」「事務職」「販売職」「技術職」「管理職」の5つの職群ごとに能力の判定を行い、さらに高いレベルの仕事にチャレンジするものです。生産部門であれば、「技能レベル評価表」によって技能の習得度が一目瞭然で、ランクや等級が上がるたびに職域が広がり、段階的にレベルアップできるため、個人の能力を発揮し、明確に力を伸ばせる仕組みとなっています。この仕組みにより、社員が他部門の緊急時の業務応援にも即時対応できるほか、様々な処遇とともに運用することで、社員にやる気や働きがいを生み出しています。

  • 全社員アンケートでニーズを把握

    社員の細分化したニーズに対応するため、平成25年4月から、役職に左右されない全社一律の金額の費用補助を行う新しい福利厚生メニューを創設しました。例えば、子育てを重視する社員は保育料補助、健康が気になる社員は検診費用補助など様々なメニューの中から、その時々の事情に合わせて選択できる制度です。
    これらのニーズの吸い上げにあたっては、全社員を対象に「キャリア設計について」「ライフについて」の2種類に分けてアンケート調査を行い、社員のライフスタイルの把握や制度の拡充などに活かされています。

  • 実践的な内容のメンタルヘルス研修会

    社員の健康を守る企業の責任として、メンタルヘルス対策にも積極的に取り組んでいます。平成24年春に、総務部では、メンタルヘルス予防には管理職の意識改革が最重点課題であると考え、全部門の係長以上約300人を対象にメンタルヘルス研修会を実施しました。少人数制で行った研修会は、受講のために作成したガイドブックを基に、面接のロールプレイングやメンタル不調者に対する対応の仕方など、すぐに使えることを重視した実践的な内容になっています。また、週に3回開いている健康管理室では、保健師に相談することで職場へ改善要請を行ったり、復職までのケアを行う等、安心できる体制を整えています。

Challenge

03challenge for the future

  • 女性が定年まで働ける仕組みを構築したい

    女性の復職率は9割を超え、復帰しやすい環境にはなったものの、女性のライフサイクルの中で、定年まで働き続けることができる仕組みづくりが必要だと感じています。同じ仕事を続けるのではなく、年齢を重ねるにつれて活躍の幅が広がっていくように、会社として、どう業務を任せていくか、イキイキと働いてもらえるかを考えていきたいと思っています。

Advise

04これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス

  • 制度を作り運用するには、トップ、管理者、実績が重要です

    やはりトップのイニシアチブが、取り組みを推進する大きな力となっています。当社は、オーナーカンパニーの力強さで、多くの制度改善を行ってきました。また、トップの考え方を管理者がどう理解し、部下に落とすかという部分も重要です。管理職教育は、熱心に、丁寧に、こまめに行わなくてはなりません。
    そして、制度はまず実績を作ることが突破口になります。制度を利用した社員がいることで次に続く社員が出てきます。実績は最大の周知活動になります。上手に利用してもらえるよう積極的に働きかけています。

Feedbacks

05社員の声

  • 研究開発部 Mさん

    Q1.奥様に育児休業を取得する(または取得したい)と伝えたときの 反応はいかがでしたか?
    A.育児休休業の制度を知ってから、取得を考えていたのですが、伝えたのが突然だったので、最初話した時は驚いていました。でも、ホッとした様子でした。
    Q2.なぜ育児休業を取得しようと思いましたか?そのきっかけを教えてください。
    A.1人目のときは取得しなかったのですが、自分の実家と妻の実家が遠いこともあり、2人目のときは上の子の世話が大変ですし、妻にゆとりをもたせてあげたいと思い、サポートする事にしました。
    Q3.生後間もないお子様に接することができる、 貴重な時間を家族と共有できたことをどのように思っていますか? また、それによって自分自身に変化はありましたか?
    A.一人暮らしで家事をした経験があるので、子育てに対して特別不安は感じませんでした。最初子供は、妻がいない時間、私と一緒に過ごす生活に不安そうでしたが、だんだんコミュニケーションがとれていきました。普段ではとれない貴重な時間は、自分だけでなく子供も勉強になったと思いますし、2人で良い経験をしたなと思います。
    Q4.育児休業を取得するにあたり、仕事上で事前にどのような準備をされましたか?
    A.育児休業取得することを関係する方に事前に伝えておきました。そして育児休業に入る前に特命は終わらせるように心がけていましたが、どうしても残ってしまった場合はメールで送信したりしました。周りの方とコミュニケーションをとって、「育児休業とります」と、ひとこと言っておくだけでも、全然違うと思います。
    Q5.次のお子様が生まれるときにも育児休業を取得したいと思いますか? それはまたどうしてですか?
    A.取得したいです。そのときの状況で、違うと思いますが、3週間位取れたらいいなと思います。家族を大切にしたいと思いますし、妻を支えてあげたいですね。
    感想
    周りの方とコミュニケーションをとることは大切だと改めて感じました。
企業データ

河村電器産業株式会社

  • 河村電器産業株式会社
  • 業種
    製造業
    所在地
    瀬戸市
    従業員
    1548名(男性:1304名 女性:244名)
    事業概要
    当社は、電気を安全かつ快適に利用するための電路周辺機器(ブレーカ、標準分電盤、盤用ボックス)などの開発・設計・製造を行う、数少ない全国規模の電設資材専業メーカーです。なかでも、自家用変電設備の「キュービクル」、家庭用の「ホーム分電盤」では国内トップレベルの販売量を誇ります。最近では、「サーバー用ラック」に代表される情報通信分野など、新たなフィールドも積極的に開拓・成長しています。