これまでの取組

[平成26年度~令和5年度]

あいちイクメン・イクボス応援会議
(イクメン・イクボス企業賞)

あいちイクメン・イクボス応援会議とは

設置目的

 愛知県では、育児等に積極的な男性「イクメン」や部下のワーク・ライフ・バランスを応援する上司「イクボス」の普及拡大を図るため、「あいちイクメン・イクボス応援会議」を設置し、社会全体でワーク・ライフ・バランスの実現に向かう気運を盛り上げていきます。

設置目的

構成員(令和5年3月末現在)

区分 団体名・役職
有識者 名古屋大学 大学院法学研究科 教授
NPO法人ファザーリング・ジャパン 理事
社会保険労務士
労働団体 日本労働組合総連合会愛知県連合会
ジェンダー平等・多様性推進局長
経済団体 愛知県経営者協会 会員サービス部 部長
企業 中部電力株式会社 マネジメントサービス本部
人事センター ダイバーシティ推進グループ 副長
有限会社ソフィア企画 代表取締役
行政 愛知県労働局 就業推進監

イクメン・イクボス企業賞受賞企業

令和5年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

NDS株式会社
所在地
名古屋市中区
業種
建設業(電気・通信設備工事)
表彰理由
  • 育休取得した従業員への応援金の支給や育児支援制度を検討する「イクメンプロジェクト」など様々な観点から取組を実施しており、男性比率が高い企業でありながら平成26年以降、取得率100%を達成している。 等

過去の受賞企業はこちら

令和4年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

株式会社プライムソフトサービス
所在地
名古屋市中区
業種
情報通信業
(コンピュータソフトウェアのテクニカルサポート、開発・保守等)
表彰理由
  • ワーク・ライフ・バランス推進に向けた目標を人事評価に取り入れているなど、イクボスの取組を意欲的に行っている点が評価で
    きる。 等

令和3年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

株式会社メグラス
所在地
名古屋市東区
業種
医療・福祉
(介護付・住宅型有料老人ホームの経営、運営受託及び コンサルティングを始めとする福祉サービス等)
表彰理由
  • ・子育てしやすい職場環境づくりを行っており、仕事と生活の調和推進のための取組で実績が認められる。
  • ・仕事と生活の調和推進のための取組や会社としての意欲から、今後のイクメンの取組の発展が期待できる。

令和2年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

アルプススチール株式会社
所在地
名古屋市中川区
業種
製造業(金属製家具製造業)
表彰理由
  • ・日頃から従業員に子育て、家事と仕事との両立の大切さについて伝えるなど、社長が率先してイクメン、イクボス推進に向けて熱心に取り組んでおり、会社としての強い姿勢が伺える。
  • ・「男性の育児休業取得100%」という高い目標を打ち出しており、実際に達成するという成果を挙げている。

令和2年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

日本特殊陶業株式会社
所在地
名古屋市瑞穂区
業種
製造業
(スパークプラグ及び内燃機関用関連品、 ニューセラミック商品等の製造・販売)
表彰理由
  • ・戦略人事部に「働き方改革課」というイクメン・イクボスに繋がるような専門部署を設置し、企業として取り組んでいる。
  • ・「イクボス企業同盟」に加盟することで会社としてのイクボスの普及に取り組む姿勢を見せており、イクボスに関しての管理職向け研修を実施、管理職の理解度も高くなっている。
  • ・育児休業を取得した男性のうち、取得期間が数ヶ月であった割合が高く、他企業の模範となる。

令和元年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
所在地
安城市
業種
製造業(自動車部品の製造・販売)
表彰理由
  • ・管理職の意識改革のための「イクボス塾」や「リーダーシップフォーラム」等、イクメン・イクボスの啓発に係る取組を積極的に行っている。
  • ・男性の育児休業取得期間について、長期では1年以上の取得実績があり、育休取得者の職場に対しては、業務の負荷調整や配置転換、代替要員を採用するなどの バックアップ体制等を充実させている。

平成30年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

株式会社アルペン
所在地
名古屋市中区
業種
卸売業,小売業
(スポーツ用品等の商品開発、販売等)
表彰理由
  • ・真の「働き甲斐№1」を目指し、各部門を巻き込みながら全社的に取組を推進
  • ・イクボス育成に関して継続的に社内の意識を醸成する取組が充実

平成30年度
イクメン・イクボス企業賞受賞企業

リゾートトラスト株式会社
所在地
名古屋市中区
業種
宿泊業,飲食サービス業
(会員制事業、ホテルレストラン等事業等)
表彰理由
  • ・ダイバーシティの土台となる「個を活かす風土」の醸成に向け、管理部門・事業部門が一体となり、全社的にイクメン・イクボスの取組を展開

平成28年度
あいちイクメン・イクボス応援企業賞
受賞企業

株式会社ドコモCS東海
所在地
名古屋市東区
業種
情報通信業
(電気通信事業等)
従業員数
1,008名
表彰理由
  • ・ダイバーシティ実現のため、男性社員の育休取得とイクボス普及を推進。
  • ・「イクボス10ヶ条」の行動チェックリストを活用し、管理職が実践。

平成28年度
あいちイクメン・イクボス応援企業賞
受賞企業

トヨタファイナンス株式会社
所在地
名古屋市西区
業種
金融業,保険業
(自動車販売金融等)
従業員数
2,051名
表彰理由
  • ・「人を大切にする」を人材マネジメント方針に掲げ、人事部主導から「職場主体・職場自走」の推進体制を構築し、取組を推進。

平成27年度
あいちイクメン・イクボス応援企業賞
受賞企業

アイシン精機株式会社
所在地
刈谷市
業種
製造業
従業員数
16,414名
表彰理由
  • ・イクボスを増やすため、平成27年9月に各部門から選んだ管理職22名をメンバーとする「イクボス塾」を立ち上げ、ワーク・ライフ・バランスと生産性向上の両立に向けたマネジメントや部下のキャリア形成支援等の課題解決活動を通じ、イクボスのロールモデル作りなどに取り組んでいる。
  • ・イクボス塾における気づき等を全管理職に向けて随時メールマガジンで配信し、参加者以外も共有できるようにしている。
  • ・育児短時間勤務制度を、法の規定を上回る小学校3年生の年度末まで利用可能とした上で、子の年齢に応じて年間の 総短縮可能時間を設け、その範囲内で日々の短縮時間を15分単位で柔軟に設定できるようにするとともに、制度利用者として事前に登録することで、前日の報告だけでその設定を可能とするなど個人のニーズに応じた柔軟な働き方を実現しており、男性の制度利用者も多くなっている。
  • ・毎年、相当数の男性が育児休業や子の看護休暇制度を利用しており、制度が充実しているだけでなく、実績も積み重ねられている。

平成26年度
あいちイクメン応援企業賞受賞企業

株式会社TBエンジニアリング
所在地
豊田市
業種
専門・技術サービス業
従業員数
193名
表彰理由
  • ・イクメン応援に関する数値目標として配偶者出産休暇の取得率100%を掲げており、当該休暇を取得することなく育児休業を取得した場合も含めると実質的に目標を達成している。
  • ・毎年男性の育児休業取得の実績があり、取得期間についても10か月間を始めとして比較的長期である。
  • ・人事担当者が勤務地の離れた工場へ週1回昼休みに出向き、出張相談を行い、休暇取得等の相談に応じている。
  • ・社長と従業員の代表による職場改善検討会を毎月開催し、従業員からの意見を取り入れて育児短時間勤務を子が小学校6年生の年度末まで可能とするなど、社長がリーダーシップをとって仕事と育児等を両立しやすい環境整備に努めている。
  • ・従業員に社長の連絡先を周知し、社長に直接様々な相談ができるようにするなど、安心して働ける環境整備に努めている。

平成26年度
あいちイクメン応援企業賞受賞企業

株式会社トヨタ
コミュニケーションシステム
所在地
名古屋市東区
業種
サービス業
従業員数
1,197名
表彰理由
  • ・育児支援制度一覧を男女別に作成するとともに、育児の日と定めた毎月19日に、全従業員にメール送信するなど継続的な周知に努め、男性の制度利用を積極的に促している。
  • ・自発的に制度を利用する男性従業員が増えており、育児休業(子が2歳まで取得可)については、毎年1~2か月間程度の取得者が出ている。さらに、子の看護休暇(有給で子の人数に関係なく12日まで取得可)の取得者も多い。
  • ・育児短時間勤務者にも責任ある仕事を任せており、通常勤務者とペアを組んで一つの業務を担当することにより、急な休みや繁忙期に対応できる体制を整備している。また、通常勤務者の目標に短時間勤務者とペアで進める業務を設定し、達成した場合にプラス評価している。これらの体制整備や支える側を評価する仕組みを設けることにより、安心して制度を利用しながら勤務できる環境づくりに努めている。

[平成27年度]

イクボス宣言

イクボス宣言

知事始め
「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」
構成団体トップが
「人が輝くあいち・イクボス宣言」をしました!

人が輝くあいち・ イクボス宣言
~ワーク・ライフ・バランスの更なる前進をめざして~

ワーク・ライフ・バランスの推進は、 誰もが、子育てや介護、家庭や地域での活動などの時間を大切にしながら生き生きと働き、健康で豊かな生活を送るため、また、人材を最大限に活かし、 より良い成果を生み出すためにも重要な取組であり、組織のトップや職場の上司が、自らの課題と捉えて行動することがワーク・ライフ・バランス実現の鍵となります。

私たちは、時間外労働の抑制や休暇取得を推進するとともに、多様な働き方・効率的な働き方を広めるなどの 「働き方改革」 を通じて、イクメンや子育て女性などが働きやすい職場づくりを進め、部下の仕事と家庭等の両立を応援しながら、組織としての成果も挙げていく 「イクボス」になります。

そして、 県内の企業や団体等に 「イクボス」 を増やす取組を拡げ、 ワーク・ ライフ・バランス推進の気運を更に高めて、誰もが夢と希望を抱き、 活躍できる「人が輝くあいち」の実現を目指してまいります。

平成27年8月25日

愛知県知事
日本労働組合総連合会愛知県連合会会長
愛知県経営者協会会長
愛知県商工会議所連合会会長
愛知県中小企業団体中央会会長
愛知県商工会連合会会長
愛知労働局長
名古屋市長

人が輝くあいち・イクボス宣言原文と署名を確認する

「人が輝くあいち・イクボス宣言」署名式 (平成27年8月25日 愛知県公館)

宣言文に署名後、ご出席の皆様から決意表明をいただき、
最後に記念撮影を行いました。

ご署名いただいた皆様
(敬称略)
日本労働組合総連合会愛知県連合会会長 土肥和則
愛知県経営者協会会長 清水順三
愛知県商工会議所連合会会長 岡谷篤一
愛知県中小企業団体中央会会長 鶴田欣也
愛知県商工会連合会会長 森田哲夫
愛知労働局長 藤澤勝博
名古屋市長 河村たかし
愛知県知事 大村秀章

ワーク・ライフ・バランスの推進は、性別や年齢にかかわらず、誰もが、子育てや介護、地域での活動などの時間を大切にしながら生き生きと働き、健康で豊かな生活を送るために必要な取組です。

そして、また、企業の方々にとりましても、少子高齢化による労働力人口の減少が懸念される中で、人材を最大限に活かし、より良い成果を生み出すために重要な取組であり、子育てや介護などを抱えた方々が、その能力を十分に発揮できるよう、職場環境を整備することは、今後の経営戦略としても不可欠なものです。

愛知県では、労使団体や他の行政機関等とともに設置した「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」において、県内一斉ノー残業デーや職場における育児・介護との両立支援促進など、ワーク・ライフ・バランスの推進に官民一体となって取り組んできました。
また、「あいちイクメン・イクボス応援会議」を設置し、働きながら育児や家事を積極的に行う男性「イクメン」の普及拡大にも力を注いでいます。

こうした取組を更に前に進めていくためには、経営者を始め職場の上司や管理職の、部下のワーク・ライフ・バランスに対する理解が不可欠です。

「イクボス」とは、男女を問わず、部下の仕事と子育て・介護等との両立を応援しながら、組織としての成果も挙げていく経営者や管理職等を指す言葉です。まだ「イクメン」ほど認知度は高くないかもしれませんが、ワーク・ライフ・バランス実現の鍵を握る重要なキーワードです。

そこで、ワーク・ライフ・バランス推進の気運を更に高めていく契機とするために、知事を始め、協議会を構成する団体のトップが、自ら「イクボス」になって、その普及拡大を図ると宣言したものです。

このイクボス宣言を機に、県内企業等に「イクボス」を周知し、その拡大に向けて啓発を進めるとともに、ワーク・ライフ・バランスの一層の前進に向けた取組を推進し、誰もが生き生きと働き、活躍できる「人が輝くあいち」の実現を目指していきます。

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