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働きやすさと働きがいを
大切にした職場づくりを推進

introductio

トヨタ販売連合健康保険組合

利用する人の立場にたった制度づくり

トヨタ販売連合健康保険組合は、職員の働きやすさと働きがいを大切にした職場づくりをするというトップの方針のもと、専任スタッフが職員のニーズをベースに施策を立案し、導入・実施しています。
制度の構築の際には、職員へのアンケートとヒアリングを実施し、両立支援に積極的な会社の取組事例の調査などを行ったうえで考え方を明確にし、より実効性の高い制度づくりを心掛けました。

Initiatives

01育児・介護に関する先進的な取組

●子が2歳未満まで取得可能な育児休業
●子が小学校4年修了まで利用可能な育児短時間勤務制度
●子が小学校4年修了まで利用可能な子の看護休暇
(有給・年間5日相当の時間)
●子が小学校4年修了まで利用可能な所定外労働の免除制度
●子が小学校4年修了まで利用可能な時間外労働・深夜業の制限
●出産・育児・介護等退職者再雇用制度
●配偶者出産時休暇制度(有給・3日)
●最長1年間取得可能な介護休業
●介護の為の短時間勤務制度
●介護休暇(有給・年間5日相当の時間)
  • 子育て中でも働きやすい職場へ

  • 職員の約半数が30代で子育て世代が多数在籍しているため、育児支援制度を整備する必要がありました。整備にあたり、職員へのアンケート・ヒヤリングを実施した結果、子が1歳までに保育所等の施設を探すのは、現実的に困難なことがわかり、2歳未満まで取得できるよう育児休業期間を拡大しました。また、短時間勤務、時間外勤務および深夜業務、子の看護休暇についても、子どもが自分で家の鍵の開け閉めができる年齢になるまでという基準で考え、子が小学4年修了までに拡大しました。その結果、出産退職予定者の就業継続に結び付けることができました。
    さらに出産や育児、介護、配偶者の転勤等の理由によって退職した職員に対しても、再雇用制度を導入しました。その際、再雇用者の雇用形態は正社員を基本とし、賃金資格等級も退職前の等級を確保し、本人の技能や経験を活かせる職場に配置するなど、持っているスキルを存分に活かせる環境を整備しています。
    その他、健康保険組合の事業として、加入者(職員も含む)に、子育て情報誌の無料配布や24時間体制の電話相談窓口の設置、インフルエンザ予防接種補助事業の実施、子どもの健康に関する情報提供(チラシ配布)など、様々なサポートを推進しています。

Cases

02WLBにつながる様々な取組

●フレックスタイム制度
●ノー残業デーの実施(毎週水曜日)
●残日数を2回まで繰り越すことができる年次有給休暇
●本人が結婚した時などの慶弔休暇(有給)
wlb
  • 具体的な目標の設定と取り組みで
    時間外勤務の削減へ

    時間外勤務削減にも積極的に取り組んでいます。毎月の時間外勤務の目標上限時間(0~10時間程度)や、有給休暇取得日数の目標を設定し、未達成の場合は、業務分担の見直し等を実施しています。さらに、毎週水曜日をノー残業デーと設定し、定時帰宅の意識づけを徹底しています。今では、ほぼ100%の達成率を実現しています。
    その他、フレックスタイム制度を導入しているため、やむをえず時間外勤務が発生した場合でも、他の日に早く帰れるように職場環境を整えています。

  • 予防に力をいれた
    メンタルヘルス対策に取り組む

    業務や職場の人間関係で困ったことがあった際に、病気になる前に気軽に相談できるようメンタルヘルスの相談窓口を設置しています。また管理職に対しても、メンタルヘルス研修に積極的に参加させることで、部下の変調に気づき、適切な対応ができるよう予防策を講じています。そして休職しても、スムーズに復職できるように、職場復帰プログラムを作成し、実施しています。

Challenge

03challenge for the future

  • 育児休業の一部有給化と
    介護休業の期間延長を行いたい

    男性が育児休業を取得するには「無給になるため、結局断念してしまう」という現状があったため、育児休業の一部有給化について今後、制度を改正する予定です。
    また、介護休業については、近い将来、必要とする職員が出てくると思われるため、介護の実態やニーズを把握したうえで、現在の最長1年から2年程度にしたいと考えています。

Advise

04これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス

  • 利用する人の立場にたった
    制度づくりを行いましょう

    「どれだけ制度を充実させても、実際に利用する人がいなければ全く意味がない」と考えています。制度を作る際には、職員の構成(男女比や年齢等)をもとにどのような制度が必要であるかを考え、職員の意見も取り入れながら、実際に利用する人の立場に立った制度づくりや取り組みをすることが重要だと思います。
     また、運用面でも、周囲の理解が欠かせないので、定期的に説明会等を開催し、職場全体としての意識を作っていく活動も必要です。

Feedbacks

05社員の声

  • フレックスタイム制・ノー残業デーを利用することで残業時間の減少や退社後に予定を入れやすくなるなど仕事とプライベートの時間にメリハリをつけることができていると感じます。早く帰りたい日は、その時間分早出をしたり、前日までの残業時間を削るなど、融通の効くとても有難い制度です。
    【総括室 Tさん(女性)】

  • 1年間の育児休業後、1日6時間の短時間勤務をしています。小学生まで使用できるというのがとてもありがたく、安心して育児と仕事の両立ができています。また、育児休業は2年間まででき、人生設計の選択肢が増えたように感じます。
    【総括室 Sさん(女性)】

企業データ

トヨタ販売連合健康保険組合