株式会社UCS
- 育児休業後の復職率100%
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女性が多い職場であることから、育児中もしくは育児がひと段落した主婦層が働きやすい環境づくりを目指して、制度や環境の整備を行っています。
実際に、提案箱への投書から新しい制度が生まれるなど制度利用者にとってより便利な運用を目指して、随時、改善を図っています。
その結果、育児休業後の復職率は100%に上り、育児をしながら働きたい、育児後に復職したい、という明確な意志をもった入社希望の女性が増加するなど、安心して育児ができる職場環境であるという認知が社内外に広がっています。個人が積み重ねてきたスキルや人脈が、会社にとって大きな財産であるという思いのもと、女性が長く働き続けることのできる職場を目指して取組を継続しています。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●育児短時間勤務は、子が小学校3年生の年度末まで利用可能
- ●子の看護休暇は、半日単位で利用可能
- ●配偶者出産休暇制度
育児休業中にも情報提供
育児休業取得中の社員に向けて、毎月、給与明細を発送する際(無給ですが事務管理上、休業中も給与明細を発送)、社内報や総務人事部担当者からの手紙を同封することで、会社の動向や職場の出来事を通知しています。
また、短時間勤務を利用して業務と育児を両立している社員と休業中の社員を集めて、懇親会を開催することで、復職に対する不安を緩和しています。職場復帰前には、総務人事部担当者が直接面談を行うなど、きめ細かなサポートにより、スムーズな職場復帰を図っています。
WLBにつながる様々な取組
- ●半日有給休暇制度
- 平成21年度から導入し、家族の行事参加や通院への付き添いなど家庭を大切にする環境を整備しています。
- ●ノー残業デーや業務交流で有給取得や時間外業務の減少を実現
- 月に1度以上、部署ごとにノー残業デーを設定しています。また、繁閑に応じて、部署を超えた業務支援などを日常的に行うことで、年次有給休暇や連休取得の促進、時間外業務の減少を実現しています。
- ●WLBに関する相談窓口の設置
- 仕事と育児の両立等についての相談窓口を、総務人事部に設置しています。
- ●社員からの業務全般に関する投書を募る提案箱の設置
- ●メンタルヘルスケア
- メンタルヘルス不調者には、管理職3年、一般職1年の休業制度を設定しており、職場復帰に際しては、半日勤務を促すなど、個々の状況に合わせた対応を実施しています。
休業中も、本人との面談はもちろん、通院時に病院へ同行して医師と面談したり、家族と面談したりするなど、きめ細やかな対応を実施しています。 - ●イントラネットを活用した制度周知
- ●資格取得した場合、合格祝い金を支給
- ●正規・非正規雇用転換制度
challenge for the future
介護休業の周知と柔軟な対応
- 介護休業の取得については、介護に携わる社員や受け入れる職場にとって、職場復帰時期の目途が立て難いという課題があります。そのため、まずは会社全体における制度の周知を図るとともに、年次有給休暇や介護休暇(半日取得可)と介護休業を組み合わせるなど柔軟に対応することで、現行制度の有効活用を促進しています。
心の声を聞き逃さないメンタルヘルスケア
- 年1回の自己申告書を基に所属長との面談、本人への声掛けなどを行っていますが、実際は心の声に気付くことができていないケースもあるのではないか、と危惧しています。今後も管理職や正社員を中心に、産業医による研修会などを積極的に開催することで、メンタルヘルスに関する意識付けや個々のケースに合わせた、きめ細やかな対応を行っていきます。
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
社員と課題を共有し相互理解の上
法対応以上の取り組みを全社的に行うことが重要当社は金融保険分野で企業活動をおり、法の目的に沿った企業活動をしなくてはならないと考えております。このため法の求めに対し、どう対応するかを全社として取り組む姿勢を持っております。ワークライフバランスに関しては、単なる法対応ではなく、その施策にどんなメリットがあるかを説明する必要があると思います。この取り組みが、一生を託するに値する会社を目指すことにつながることが分かれば働く人たちのやる気に結びつき、障害者雇用や介護問題などへの理解が深まりやすいと考えます。
人事担当者が一人で悩んだり、奮闘しても、解決できないことが多くあります。社内に実例が出てきてからでも遅くはありませんが、会議や打ち合わせの席上で管理職の理解を深めること、他にどんな問題が現場で起きているか一緒に考えること、現場の所属長に極端な負荷を掛けないことを会社が考えていることが発信できれば理解が進むと思います。
会社の売上や利益も大切ですが、働く人を会社がどう考えているかを示すことができる機会になります。
株式会社UCS
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- 金融業、保険業
- 稲沢市
- 446名(男性113名、女性333名)
- カードショッピング、融資事業、保険代理店事業、その他リースや旅行事業などを手掛ける総合金融サービス
- http://www.ucscard.co.jp