株式会社アイエスエフネット(名古屋支店)
- 多様な働き方の支援で
多様な人材が働きやすい職場に
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障がい者、疾病者など就労の困難な人に対して「無知識・未経験からエンジニアを育成し、企業に派遣する」ビジネスモデルを持つアイエスエフネットは、子育て中の女性や介護者にも働きやすい職場をと、多様な働き方が可能になる制度づくりを始めました。
例えば、正社員の待遇のままで勤務時間や日数を減らすことができる「ショート正社員」は、子育て世代に好評の制度です。事由が解消された時には、いつでも通常勤務に戻ることができるため、突然、環境が変化しても、安心して働き続けることができます。
育児休業期間中は、女性のための相談窓口であるウィメンズカウンシルが定期的にコンタクトをとり、会社からの情報を伝達したり、近況を確認したりして、育児休業中に感じる疎外感等を和らげ、スムーズに復職できるよう支援しています。また希望者は自宅のPCから教育コンテンツにアクセスできるため、休業中でもスキルアップが可能です。こうした取り組みにより、平成20年から育児休業を取得した社員の100%が復職しています。
平成23年に、有給で取得できる5日間の育児有給休暇制度を導入してからは、育児休業を取得する男性社員も徐々に増えています。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●子が満3歳になるまで取得できる育児休業
- ●男性の育児休業取得促進のため育児有給休暇制度の導入(有給・5日間)
- ●子が小学校卒業まで取得できる短時間勤務制度
- ●子が小学校卒業時まで取得できる看護休暇制度(有給・5日間)
- その他年間20日間は無給で休暇の取得が可能
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- ●18歳までの子を持つ社員を対象とする
「子ども行事休暇」(有給・2日間) - ●保育園と提携しサービスを提供
- ●ベビーシッター割引券の配布
- ●18歳までの子を持つ社員を対象とする
WLBにつながる様々な取組
- ●年次有給休暇取得奨励のために「バースデー休暇」「アニバーサリー休暇」の導入
- ●生理日の就業が著しく困難な女性社員が取得できるセルフケア休暇
(1日は有給・2日以降は無給) - ●ドリームポイント制度の導入
ママのためのイベントの開催や
制度専用相談窓口の設置女性のキャリア形成を支援するため、外部講師の講習会や、ママ社員同士の交流会等のイベントを定期的に開催しています。日頃接する機会のない社員とも子育ての悩みを話し合い、交流を持つことで、社員自身が将来について考えるきっかけの場として好評です。
また、社員が制度を利用したいと考えた時にいつでも利用できるように、専用のコンシェルジュ窓口を設けています。制度に精通した担当者から、適切な案内を受けることができ、働き方について社員が悩みを抱えこむことなく、問題を解消することにつながりました。社員の満足を高めるために
アイエスエフネットではES(従業員満足度)向上を目的として、「待遇」「キャリアパス」「働く環境」「福利厚生」の4つの軸に定量ゴールを定め、達成のための取り組みを行っています。これらの改善により、平成32年までに個人的な都合による事由以外の離職をゼロにするのが目標です。
離職率ゼロに取り組む
challenge for the future
育児から介護、女性支援まで
様々な取組を行いたい子育て支援に関しては、深刻な待機児童問題解決のために、提携する保育所の数を増やすほか、事業所内託児所の設置を検討しています。また、現在取得事案の少ない介護に関しても、育児同様、法定以上の制度を導入し、使いやすい充実した制度となるよう力を入れていきたいと思っています。
そして、現在、全体の20%程度である女性社員の割合を30%、40%と増やすため、女性管理職の登用や育成にも努めていきます。
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
問題の把握を第一に行い
明るい職場を作っていきましょう現在ある制度は、社員が継続して働けるように道を切り開いていこうという代表者の強い思いによって、成しえたものです。代表者は常に、「何が問題かを洗い出し、目標を定め、達成のために取り組むこと」、そして「女性の視点が大事である」と言っています。
実際に制度を利用する社員がどう感じているかを把握し、見つかった課題には他に解決策がないかを探りながら、ひとつひとつ改善していきましょう。すべての人の人生が明るくなれる職場となるよう私たちも、がんばっていきます。
社員の声
私は、ショート正社員の制度を利用し、週5日、9時半から16時半まで勤務させていただいています。
子供2人の保育園への送り迎えや、育児・家事など毎日奮闘しています。こんな毎日を送っている私ですが、以前は、結婚しても、子どもが出来ても、ずっとフルタイムで働き続けたいと強く思っていました。
しかし、実際に夫婦共働きで子供を持つようになり、子育てと家庭、仕事の両立の大変さを、身をもって体験してみると、働き方に対しての考え方が少しずつ変わってきました。
というのも、長男が喘息や食物アレルギーを持っており、育児休業から復帰後、通院を繰り返すなど、勤怠がなかなか安定しませんでした。
お休みする度に、「このまま会社に居られるのだろうか」といつも不安でした。
そこで、働き方を変えることで、子供にとっても自分にとってもプラスになるのではと考え、ショート正社員を選択しました。今は、忙しいながらも子供と一緒に食事したり、お風呂に入ってお話したり、寝る前に絵本を読んであげたりと少しの時間ですが、一緒に過ごせる時間ができ、本当に楽しい毎日です。
(子供を寝かしつけながら、自分も寝てしまい、気付けば朝になっているという失敗も度々ありますが・・・)
また、最近は、社内にもお子さんをお持ちの方も増えてきており、ワーキングマザーの皆さんを見るたびに励みになっています。
今後は、移動時間などを有効に使ってスキルアップを目指し、これからも、このように仕事を続けられる環境や、一緒に働いている皆さんへの感謝を忘れず、日々精進していきたいと思います。
管理部勤務 K さん(女性)私はショート正社員として、週に4日、9時半~16時半の6時間で在宅勤務をさせていただいています。
子供2人が保育園の頃は、18時のお迎えに間に合わせるべく16時半までの勤務でした。
子供が小学校に上がってからは、学童への18時のお迎えや、朝の登校班つきそい、朝ボランティア(本の読み聞かせなど)などの学校関連行事のため、やはり同じ勤務時間とさせて頂いています。
業務が延びて、どうしてもお迎えに間に合わないときや電車遅延のときなどは、近所のママ友と協力し合ってしのいでいます。
そういえば、帰りの電車の乗り換えの時に走っている方が時々いるのですが、きっとワーキングマザーだろうな、と思い心の中でエールを送っています(笑)
子供が小学校に入れば、少しは育児が楽になるかと思っていましたが、子供の世界が広がり、親の目が届かないところで、様々な出来事が発生するのが小学生です。何かあったときにフォローできるよう、小さい頃以上に普段から良く子供を見守っていることが大切だなと思うようになりました。
時短勤務をさせていただいているお陰で、子供に決まった時間に夕食を食べさせるなど、規則的な生活をすることができ、また学校や地域の活動とも両立することが出来ています。
仕事と子育てを両立しなければ気付かなかったこと・・・時間管理や段取りや体調管理の大切さはもちろん、職場でも地域でも、周囲の方に支えられ、助けられて毎日を送ることが出来ている、という感謝の気持ちを忘れずに、いつか皆さんへ恩返しができることを目標にして、これからもがんばっていきたいと思っています。
管理部勤務 O さん(女性)私は、ある日から、IT業界には多いといわれているメンタル不全(うつ)になってしまいました。
弊社は体調不良や産後休暇など長期休職後の復職支援制度がある事を認識しておりましたが、家族を持つ身の私は、休職中も復帰後に業務が行えるか、不安を感じておりました。
しかし、復職前に復職可能かの面談を実施頂いた際の説明から、心が軽くなりました。
まずは復職後にFDO室(復職支援部署)に配属となり、3ヶ月掛けて序々に業務になれていく事となりました。
具体的な内容としては、時短勤務と簡易業務による様々な面での負担軽減、また勤務中に体調不良に陥った場合は、無理せず退社できます。
周囲の方々にもお気遣い頂き、3ヶ月後には技術部へ復職する事ができました。
10人に1人はメンタル不全であると言われている今の世の中で、利益ではなく働く社員の事を重きに置いて頂いている弊社で業務できる事は、とても幸せであると感じております。
技術勤務 Kさん(男性)
株式会社アイエスエフネット(名古屋支店)
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- 情報通信業
- 名古屋市
- 1734名(男性:1,459名 女性:275名)
- ITサービス業
- http://www.isfnet.co.jp/