株式会社 丸栄
- 出産・育児経験後も
働きやすい環境づくりへ -
当社は、社員一人ひとりの経験を生かし、長く働き続けられる職場環境の整備を目指し、昭和49年より育児休業制度をスタートしました。制定当初から、多くの社員が制度を活用して仕事と育児を両立しています。
また、妊娠・出産を控える社員が安心して休職、短時間勤務、そして復帰できるように、人事課では気軽に相談できる雰囲気づくりを心がけています。特に出産を初めて経験する社員に対しては、制度の説明やこれまでの事例などを交えながら、スムーズな復帰と将来設計をサポートしています。これまで3人の子を出産し、制度を活用しながら復帰をした社員がいます。このように、当社では、出産・育児経験後も働きやすい環境づくりに特に力を入れています。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●子が小学3年終了に達するまで利用可能な育児短時間勤務制度
- ●役職研修時に育児休業、短時間勤務などに関する説明を実施。同時に、男性社員の育児参加に対する理解も促進。
- ●家族出産休暇として、配偶者または子が出産をする時、出産当日と前後いずれか1日の計2日間休暇(有給)の取得が可能。
- ●産前8週間前から取得可能な出産休暇(無給)
- ●出産・育児による退職者の再雇用制度
- ●直近年度の取得資格失効分の年次有給休暇を、年間20日を限度として介護のための年次有給休暇に充当可能。
小学3年修了の翌月20日まで
短時間勤務を適用子が小学3年修了の月の翌月20日を迎えるまでを限度として、育児短時間勤務が適用されます。就業時間は6時間または7時間として、始業時刻と終業時刻については本人と人事課が協議の上、決定するなど柔軟な対応を行っています。また、育児短時間勤務者については、時間外勤務や休日勤務は原則として免除するなど、安心して働ける制度が整っています。
介護休業・介護短時間勤務は
365日まで利用可能介護を必要とする者がいる場合、1人あたり通算365日まで介護休業の取得が可能です。また、原則として6時間もしくは7時間の介護短時間勤務制度も制定されており、同じく通算365日まで利用できます。始業、終業時刻については個々の事情を考慮して決定するなど、臨機応変な対応を行っています。
休業者の
円滑な職場復帰をサポート3ヶ月以上の育児休業を取得、または、1ヶ月以上の介護休業を取得する社員の中で、希望者に対しては休業期間中に職場復帰プログラムを実施しています。休業中の社員に対しては、手書きのメッセージを添えて社内の情報、季節や健康にまつわる情報などを毎月発送し、会社や社会との接点を保つためのサポートをしています。また、育児休業取得予定者については、妊娠時に人事担当と2~3回にわたって面談を行い、休業中の過ごし方や復帰後の労働環境について話し合いの機会を設けています。
WLBにつながる様々な取組
- ●ノー残業デー
- 原則として毎週土曜日はノー残業デーを実施。
また、月初めの5日間に労働時間遵守キャンペーンを実施。
閉店後に労使と管理職社員が巡視活動を行い、退勤を促進。 - ●資格取得支援制度
- 会社が定めた資格取得時、受験費用を補助。
- ●リフレッシュ休暇
- 勤続満10年で3日、20年で4日、30年で5日など、勤続年数に応じて取得可能。
- ●安全衛生委員会を組織
- 労働組合と産業医で構成する安全衛生委員会では労働災害防止を
重要議題として検討。 - ●社内診療所の設置
- 健康管理、メンタルヘルスに関する相談窓口を設置。
challenge for the future
現行の制度を最大限に活用できるよう周知を徹底
早い段階から育児関連の制度を制定し、時代に合わせて改正を加えていますが、まずは、現状の制度を最大限に活用していただきたいと考えています。そのためにも、しっかりと制度の周知や細やかなフォローを行っていきたいと思います。
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
社員との意思疎通をしっかりと図りましょう
出産を控えている社員、介護の問題を抱える社員など、まずは、本人の意思確認が不可欠だと感じます。「働き続けたいか?どういうスタイルで両立したいか?」など、最初の段階でしっかりとすり合わせをした上で、「そのためにどうすればよいか?」を考えることが大切です。相談しやすい雰囲気づくりを実践し、まずは社員の不安を取り除くことから始めることが重要だと思います。
株式会社 丸栄
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- 卸売業、小売業
- 名古屋市
- 348名(男性140名、女性208名)※平成25年2月28日現在
- 百貨店
- http://www.maruei.ne.jp/