あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- 女性の活躍や子育て支援に
手厚い制度を採用
-
あいおいニッセイ同和損保は、「あいおい損保」と「ニッセイ同和損保」が合併して平成22年に生まれた会社です。合併以前から、それぞれの会社でWLBに取り組んでおり、産前産後休暇(計16週)の全期間有給化や復職時の研修プログラム実施など、法を超えた制度を整備してきました。
合併後も、女性の活躍を中心としたダイバーシティ推進とWLB推進にさらに積極的に取り組んでおり、誰もがいきいきと活躍できる会社を目指し、経営戦略の一環と位置づけて全社員への周知徹底を図っています。
合わせて、制度の理解促進と利用しやすい環境整備のため、産前産後ならびに育児の期間を細かくフォローする仕組みづくりに注力しています。子育て支援ガイド「カンガルーブック」を作成・配布したほか、育児休業からの復職前には復職支援セミナー「カンガルーミーティング」を開催し、仕事と家庭の両立に対する不安を和らげる取組みを行なっています。
育児・介護に関する先進的な取組
- ● 2歳まで延長可能な育児休業制度
- ●子が小学校就学前まで5~10日取得できる看護休暇(5日以内有給)
- ● 子が小学3年生まで取得できる育児短時間勤務制度
- ● 出産・育児・介護による退職者の再雇用制度
- ● 育休復帰後のキャリア継続のための支援制度
- ● 子が小学校就学始期に達するまでの育児、介護の事由による年次有給休暇の半日単位取得回数の制限撤廃
- ● 最長1年間取得できる介護休業制度(うち93日間は給与の40%を支給)
- ● 育児・介護に関する各種サービス(相談・家事代行・用品購入等)の無料または割引提供
WLBにつながる様々な取組
- ●連続特別休暇(有給・5日間)、夏季連続休暇(有給・5日間)
- ●1営業年度有給12日間・連続5日間を限度とするボランティア休暇
- ●専任カウンセラーによる相談・指導を行なう社内専門ケア部署を設置
- ●社外専門機関と提携し臨床心理士等によるカウンセリング窓口設置
- ●健康保険組合にカウンセリング窓口を設置
- ●メンタルヘルスケアに関する全社員へのeラーニング実施
- ●配偶者の転勤等により現職場での継続勤務が困難となった地域型社員が転居先で勤務できる制度:「あいムーブ」
3つの相談窓口を設置し
社員が健康的な生活が送れるよう、健康診断の受診率100%を目指し、受診後のフォローや疾病の早期発見・早期治療を促進しています。
こころの健康をサポート
さらにメンタルヘルスの予防にも力を入れており、専任カウンセラーによる各種相談・職場復帰支援等を行なう社内専門ケア部署(EAPセンター)や、臨床心理士が対応する社外専門機関のカウンセリング窓口、健康保険組合のカウンセリング窓口と3つの相談窓口を整備して、社員の心の健康をサポートしています。また、ケアを行なううえで必要なメンタルヘルスケアの重要性と社内体制についての研修や全社員向けのeラーニングを行ない、知識や理解を深めています。退職せずに継続して勤務できる制度
これまで地域型社員が、配偶者の転勤等の事情により転居せざるを得なくなった場合には、やむを得ず退職するという実態がありました。そこで、退職することなく転居先で引き続き勤務できる制度「あいムーブ」を導入しています。仕事と生活の両立を支援すると同時に、社員自身のキャリアの継続と人財の流出を防ぐことにもつながっています。
「あいムーブ」を導入
challenge for the future
経営的な視野を広げ
ダイバーシティ推進の取組みによって女性管理職の大幅な増加(5年間で5倍増)を実現したものの、まだ全体的には5%と決して多いとはいえない状況です。今後は、多種多様な経験を積む機会や異なる部門へ事異動させる仕組みをつくり、専門分野だけでなく活躍の場を広げて経営的な視点も得られるよう取組んでいきたいと思っています。
女性管理職を育てたい
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
-
ライフイベントの流れを理解して
ライフイベントの中では、キャリアを中断せざるを得ない時期もあります。優秀人財の流出を防ぐためにも、様々な制度を利用しながら、キャリアを継続できる仕組み作り、また女性が働きやすい環境について見直してはいかがでしょうか。
働き続けられる仕組みをつくりましょう
手始めに育児休業の期間を見直したり、復帰に関するフォローなど着手しやすいものからスタートしていくとよいと思います。利用できる制度として定着するまでには長時間かかるため、少しずつ計画を立てて進めてみてください。
社員の声
育児休業者復職支援セミナー「カンガルーミーティング」に参加し、同じ境遇の方と色々お話ができてよかったです。家事との両立ができるか不安でしたが、先輩ママさんの工夫の仕方等を聞けて少し気が楽になりました。
所属:損害サービス部門 M・I(女性)今年4月に、勤務地変更制度(通称「あいムーブ」)を利用して、大阪から東京に転勤しました。
配偶者の転居を伴う異動後も、会社を辞めることなく継続勤務することができて大変ありがたく思っています。継続的に働くことができるので、見知らぬ土地で再就職活動をする必要がなく、とても有効な制度だと思います。また、このような制度があることで愛社精神にもつながり、良い会社にしたいという気持ちも強くなったと思います。
所属:本社管理部門 Y・A(女性)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
-
- 金融業、保険業
- 名古屋市
- 13,371名(男性:7,568名 女性:5,803名)
- 損害保険業
- http://www.aioinissaydowa.co.jp/