愛知県中央信用組合
- 子育て支援の拡充で
無理のない職場復帰が可能に -
当組合では、平成20年頃から、仕事と家庭生活の両立可能な仕組みづくりを中心に取組を行い、子育て世代の多い女性職員のための制度を生みだしてきました。
育児休業中には、育休者と人事課が、月1回は電話でコミュニケーションを行います。そして、復帰後も職場の雰囲気に慣れるところからスタートすることで、両立への不安を取り除き、スムーズな職場復帰につなげています。さらに、子が3歳未満まで取得できる育児短時間勤務制度や子が小学校就学前まで取得できる子の看護休暇制度など、ママ職員たちが子育てをしながら、無理なく働けるための環境を整備したことで、それぞれの事情に合った制度を利用できるようになりました。
また、男性職員の育児参加を促すため、育児休業の取得を推進したものの効果がなく思案していたところ、経済的支援がないと取得しにくい、という現場の声から育児休業の一部を特別有給休暇とし、2年間で3名取得することができました。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●育児のための休業制度(特別休暇・2日間)
WLBにつながる様々な取組
- ●アニバーサリー休暇
- ●5日連続休暇制度
- ●時差出勤制度の導入
- ●正規・非正規雇用転換制度
- ●高齢者継続雇用制度
時差勤務制度の導入で
総労働時間の短縮を実現仕事の特性上、渉外活動を行う職員は夜間が中心となり、今までの制度では残業となってしまうことから、時差勤務制度を導入し、朝8時30分から夜9時までのうち、5パターンの中から勤務時間を選択できるようにしました。それによって総労働時間の短縮が実現し、ノー残業デーなどへの展開も行いやすくなりました。
人材育成によって
活力ある職場風土の醸成へ当組合では、活力ある職場風土の醸成を目指し、様々な取組を行っています。
高齢職員が持つ専門的スキルの有効活用や適正な人員配置の実施、職能資格制度の利用促進、透明性・公平性のある人事制度の導入など、職員の働きを存分に活かせる体制づくりとともに、それによって生まれる個々の働きがいを大切にしています。
中でも人材育成に力を入れており、本部に設置する「営業店サポートプロジェクトチーム」に営業店の中堅職員を研修生として受け入れたり、中小企業診断士を招いて勉強会を実施したりと多くの取組を行っています。
challenge for the future
-
男性職員の育児休業の実績をあげ
「くるみん」の取得を目指す現在は「くるみん」取得を目指しています。男性職員の育児休業の利用をさらに促進しながら、職員の満足感の高い会社になっていければと思います。
またメンタルヘルスに関して、現在はメンタルヘルスチェックの実施のみのため、早期発見して予防を行うような、さらなる取組が必要だと感じています。
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
-
まずは休暇の取りやすい環境を
整えましょう有給休暇の取得促進に努めており、例年5日間連続有給休暇の取得率は100%となっています。また、アニバーサリー休暇(結婚記念日、本人・家族の誕生日等)を設け、計画的に取得できるよう取り組んでいます。
休暇が取得しやすい体制になると、様々な制度の利用も進みます。まずは「月1回休みましょう」というような小さなことからはじめて、制度を利用しやすい職場風土を醸成していきましょう。実績を積み重ねることで、当たり前の風土が生まれます。継続して周知していくことも大切だと思います。
愛知県中央信用組合
-
- 金融業,保険業
- 碧南市
- 216名(男性:126名 女性:90名)
- 金融業務・融資業務・窓販業務・内国為替業務・外国為替業務
- http://www.aichi-kenshin.co.jp