社会福祉法人弥富福祉会
- 短時間勤務と多めの人員配置で
仕事と育児の両立が可能に -
当法人では、職員が、結婚や出産、育児などのライフイベントを機に退職してしまう状況を変えたいとの思いから、2年前、WLBに取り組み始めました。
職員に長く働いてもらうためにはどうしたらいいかを考え、以前、法定通りだった育児関連制度をさらに手厚くする制度整備から始めました。中でも、子が小学校就学前まで取得できる育児短時間勤務制度は利用しやすく、午前中だけ、朝2時間だけ、といった希望にも応えることができるようになっています。あらかじめ、多めに人員を配置することで、突然の欠員にも対応できるようにしており、急な事態には、家庭を優先できるため、離職率が減るとともに、育児休業からの復帰率も高くなりました。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●子が小学校就学前まで取得できる育児短時間勤務制度
- ●配偶者出産時休暇制度(有給・1日)
WLBにつながる様々な取組
- ●ノー残業デーの実施
- ●所定外労働削減のため年1回管理職に向けた研修会実施
- ●アニバーサリー休暇につながる
- 勤続10年の職員を対象に5日の有給休暇を付与
- ●就職希望者を対象に行うインターンシップや職場体験の実施
産業カウンセラーとの連携で
WLBを始めた当時から衛生委員会を立ち上げ、メンタルヘルス予防に取り組んできました。役職者に対する定期的な情報提供のほか、月に1回、産業カウンセラーが来所し、アドバイスや相談が受けられ、職員のこころの健康向上に努めています。いつもより元気がないなど、変調が見られる職員にはカウンセラーチェックをすすめるなど、積極的に啓発活動を行ったことで、職員の気持ちが切り替えられ、メンタル不調を防ぐことができたという事例も聞かれるようになりました。
メンタルヘルス予防に取り組む
challenge for the future
リフレッシュ休暇の制度化と
働きやすい職場環境つくり年次有給休暇を取得しやすいように、まず、勤続10年の職員を対象に与えられるアニバーサリー休暇制度を実施し、好評を得ています。次は、「リフレッシュ休暇」という形で職員全員が取得できるような有給休暇を作るのが目標です。また、少ない男性職員に対しても、育児や介護に参加しやすくなる勤務制度や休暇の仕組みができればと考えています。
職員が仕事と生活の調和を図り、楽しく活き活きと働き、その能力を十分に発揮できる働きやすい職場環境づくりができればと考えています。
これからWLBに取り組む企業様へのアドバイス
人材確保のために
WLBに取り組んでみませんか介護業界は就職者が少なく、人材の確保は、常に頭を悩ませる問題です。だからこそ、WLBに取り組み、努力することが大事だと思います。取り組みを始めてから、資格を持っていても、子が小さくて働けない方が多くいる現状を知りました。その方たちが安心して働ける職場を目指して、ひとつずつ制度を整備していくことが大切だと思います。
社会福祉法人弥富福祉会
-
- 医療,福祉
- 弥富市
- 136名(男性:30名 女性:106名)
- ・特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)「輪中の郷」の運営
・デイサービスセンターの運営
[デイサービスセンター輪中の郷、弥富市デイサービスセンター・弥富市南デイサービスセンター(弥富市の管理委託業務)]
・居宅介護支援事業の実施 - http://www15.ocn.ne.jp/~yafuku/