弥富建設株式会社
- 託児所を開設して
勉強や体験もできる「寺小屋」に発展 -
当社は、「家族の応援があってこそ、良い仕事ができる」という考えから、社員の家族を大切にする体制づくりに注力しています。
まず、平成21年にインフルエンザが大流行した際、保育園に預けられなくなった社員の子を会社へ連れてきて世話をしたことがきっかけで、事務所内に託児所を設けました。ここでは小学生の子も受け入れており、子どもが何らかの事情(夏休み、学級閉鎖や悪天候時の休学など)により親が面倒をみる必要がある場合も、子と一緒に出勤することができるため、安心して働くことができます。現在は、保育士資格や教員免許の取得者を世話役にあて、勉強を行うことはもちろん、ホームステイ中の外国人との触れ合いを楽しんだり、社内イベントに参加させたりと、“寺小屋”的な施設にバージョンアップしています。
育児・介護に関する先進的な取組
- ●事業所内託児所では、幼稚園・学校の長期休暇等の臨時保育制度あり
- ●就業時間の繰り上げ・繰り下げ制度
- ●配偶者出産休暇
- ●出産祝い金制度
家族ぐるみで会社とコミュニケーション
育児休業中の社員には、上司から定期的に連絡を行い、休業中もバーベキュー大会や慰安旅行などの社内行事に子連れでの参加を促すなど、家族ぐるみで会社とのコミュニケーションを図ることができるようにしています。その他、子の教育や家の新築など、プライベートな困りごとについても、細やかに相談に応じる等、密接にコミュニケーションを取り、家庭的なケアを行っています。
少人数ならではのサポート体制で
イクメンを育てる風土に会社が子育てを応援してくれる恵まれた環境のため、男性社員も育児に積極的に関わりたいと思う風土が育っています。
例えば、定期的にマタニティ教室に通っていたというあるイクメン社員の場合、出産予定日近くには現場を産院に近い場所に変更し、1週間の育児休暇も取得して、一度しかない家族のイベントを満喫したといいます。さらに、その後も残業にならないよう、会社側が配慮を行うなど、個人の思いを大事にした、少人数ならではのサポート体制を整備し、社員の働きがい向上につながっています。
challenge for the future
社員のニーズを把握し
より働きやすい職場環境へ子の看護や授業参観等のための休暇については、時間単位の取得等、利用しやすい制度化へ向け、社員への調査(聞き取り、話合い等)を行い、その結果に基づき検討を行い、柔軟な制度導入を図っています。
社員の声
働く母親にとって、学校の休みの日に子どもをどうするかが、一番の悩みです。特に春・夏・冬の長期休みには、本当に困ります。これまでは子どもが保育園だったので休みが短く、親に預けていたのですが、小学生になったので、そんな訳にもいかず困っていたところ、社長に勧められ毎日一緒に出勤するようになりました。子どもも私がそばにいるし、年上のお友達が一緒なので、宿題も楽しくこなしていたようです。
子どもが一緒に事務所にいることと、保育士さんに見てもらえることで、私も安心して仕事に専念できました。次回もぜひお願いしたいと思っています。
Aさん(女性)
弥富建設株式会社
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- 建設業
- 弥富市
- 25名(男性:20名 女性:5名)
- 土木・建築・とび、土工・舗装・水道施設工事業
- http://www.yatomikensetsu.co.jp